夫婦で不動産投資~法人設立を目指すサラリーマン大家の記録~

夫婦共働きのサラリーマンです。法人を設立して独立開業することを目指し、夫婦で不動産事業もしています。現在は夫婦とも個人事業主です。

自民党に票を投じた方・選挙に行かなかった方・白票を投じた方・・・

こうなるのはわかっていたはず

 あまり政治的なことに言及したくはありませんが、今日は私の思いを書かせてもらいます。あくまでも個人的見解ですので、多くの民意とはずれているかもしれませんが、今回の衆議院議員選挙で自民党に票を投じた皆さんはもちろんこうなることはわかっていたことなのだと思います。

 今回の選挙の争点は「消費税増税の1年半延期の信を問うため」と初めに述べた安倍総理でしたが、選挙が始まったらアベノミクスの信を問うと終始していました。私の認識違いなのかと錯覚するほど潜めた消費税増税延期という争点ですが、選挙速報などでも言われていましたので間違いないはずです。では、安倍さんが全面的に争点としたアベノミクスの本質は何なのか?消費税増税延期などの政策も含め、原発再稼働、集団的自衛権憲法改正、TPP・・・今進めている全ての政策がアベノミクスなんです。今回の選挙でよりはっきりした事実だと思います。

 消費税増税の延期にしても、軽減税率などの準備不足の中で進めることができなかっただけのように感じます。今回の選挙で信任されたように2017年4月には10%になることが確定したわけですから、後はじっくり軽減税率を準備するだけです。この軽減税率は弱者救済という名目の元で庶民の心を掴みますが、実際は富裕層に対しても平等に適用され格差が拡大して行きます。さらに、このままではスーパーの食品だけ減税されると外食産業がダメージを受けることになります。当然、そうならないように抵抗するでしょうから、これの軽減税率との引き換えに天下り先を用意してもらうという、まさに美味しい構図が見えてきます。これは何処かのブログで書いてあったことを元に個人的に予想したことですので、信じるかどうかは読まれた方次第ですね。

 いまさら「騙された!」なんて言っても無駄ですよ。そういうことなら信任しなかったなんて言っても遅いんです。もちろんみなさんは気付いていて投票されたんだと思います。少なくとも私は比例代表では自民党には入れませんでしたし、自民党議員にも票を投じませんでした。


野党にビジョンなかった…世耕氏が勝因分析 : 政治 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)

 

 「信任をいただいたことで、謙虚に丁寧に政策を進めることが非常に重要だ」と形式的には言っていますが、何を信任したのかという事実から目を背けては駄目です。謙虚であろうが丁寧であろうが、そんなの関係ありません。要は「信任されたアベノミクス政策を進めることが非常に重要だ」ということです。

 


安倍首相:憲法改正に意欲 集団的自衛権などは理解得た - 毎日新聞

 

 予想通り、今まで選挙期間に争点として押し出してこなかったことを、選挙が終わった途端に全面的に推し出してきました。安倍さんは選挙が終わった途端に今まで推し進めてきた政策全てが信任されたという認識のもとで動くという意思表示をされました。独裁政権と批判しようが、自民党に票を投じたみなさんはこれを容認したということです。ここに安倍さんに対して批判的なことを言う資格は一切ありません。これは今回の選挙で国民の大多数を占めた自民党支持者全ての民意です。また、白票を投じた方も選挙に行かなかった方も多数に従うことを容認したのですから、同様に文句を言う資格なんてありません。都合が悪くなった時だけ吠えても無駄です。もちろん、選挙に負けた野党は謙虚に受け止めて戦わなければなりません。これが民主主義の現状ですし、小選挙区比例代表並立制選挙の弊害でもあります。

 

安倍総理が暴走しても誰も止められない

社説:衆院選 「冷めた信任」を自覚せよ - 毎日新聞

一部引用します。

 だが、この審判で「安倍政治」全般が信任されたわけではない。

 衆院選は本来、外交、内政全体にわたり政権公約を競う選挙だ。ところが急な解散のうえ、首相は「この道しかない」とアベノミクスの是非に争点を絞り込んだ。

 原発再稼働の是非、超高齢化・人口減少社会での社会保障のあり方、特定秘密保護法による情報管理などさまざまな課題はほとんど語られずやり過ごされた。集団的自衛権の行使を認めた憲法解釈の変更の是非すら与党は正面から提起しなかった。

 肝心の経済政策にしても格差の拡大を含め、本当に議論が尽くされたと言えるだろうか。国民の多くは景気好転を実感していない。野党から具体的な対案が示されない以上、「成果を待とう」と期待をつないだのが実態だろう。

 だからこそ、首相は何もかも授権されたかのように民意をはきちがえてはならない。有権者の約半数しか投票に参加しない選挙であり、国会での優位が続くとはいえ自民党は公示前の勢力よりわずかに数を減らした。

  毎日新聞さん、なんか一生懸命頑張って吠えていますが虚しいですね。はっきり言って無駄な抵抗です。そもそもアベノミクスを否定的に捉えていた方は国全体を見ると少数派だったわけで、いくら庶民に浸透していないと叫んでも庶民の声が野党への投票という形で示されなかったわけです。まだアベノミクスは道半ばですから、地方への波及はこれからだと期待しているのも事実です。地方創世を選挙中に掲げて遊説したのですから、実行してもらわないと困ります。

 消費税増税の先送りは元々経済条項が付されていたのですから自然な流れだったはずです。わざと1年半の延期後の経済条項を付さないという強硬な態度に出て解散ということにしたわけですが、何故解散なんだ?と多くの人が思ったことでしょうし、それが投票率にも現れています。しかし、それも全て安倍さんの思惑通りです。これはアベノミクスが信任されたという認識をより強めるための選挙だったんです。おかしいと思ったら自民党に票を投じるべきではないはずです。今回の選挙の在り方そのものも認めたことになるんじゃないでしょうか?

 もう一度言います。今回の選挙結果はアベノミクスが支持されたということです。アベノミクスは安倍さんの政策そのものです。つまり、誰が何と言おう安倍さんが今までやってきた政策全てを信任したということなんです。さらに、今準備している課題となっている政策も信任されたということです。そして、これは選挙結果で確認されたように、「より推し進めろ」という民意なのです。700億円もの血税を使った選挙で確認した「民意」で結果が出た以上、例え独裁政権であっても誰も文句は言えないはずです。これが安倍総理の真の狙いだと思います。みなさん当然気付いていますよね?

 

地方切り捨て


Yahoo!ニュース - 県外検討は「時間浪費」 首相「辺野古が唯一」 (琉球新報)

 沖縄では辺野古移設を主張する自民党に対して「ノー」という結果が出ました。それにも関わらず、地方の意見を切り捨ててこのような暴挙に出ようとしています。これが許されるのでしょうか?安倍さんは国民の大勢を味方につけて地方を無視した政策を進めている証拠のようなものです。アベノミクスを支持するということは、そういうことなんです。こんな人が地方創世なんてできる訳ありません。