夫婦で不動産投資~法人設立を目指すサラリーマン大家の記録~

夫婦共働きのサラリーマンです。法人を設立して独立開業することを目指し、夫婦で不動産事業もしています。現在は夫婦とも個人事業主です。

規模拡大と予定納税

 先週の金曜日に税理士さんのところへ行き、確定申告の書類に印鑑を押してきました。後は妻物件が竣工し次第、開業届けを出してもらうことになります。その時に今年分の報酬をお支払いすることになっています。

 

 色々と上手くやっている人もいるようですが、基本的には不動産賃貸業における経費は少ないのが通例です。接待費についても基本的には相手は業者か入居者ということで、私の場合は管理会社を通していますので、入居者を相手に接待することは稀です。また、借入金にしても元金については利益になるので、年々利息が減って行き、同じ金額を支出していても経費が減って行くことになります。もちろん、建物代金については減価償却費もあります。また、経費として計上するということはそれだけ使っているということですので、必要以上のお金をかけるよりは税金を払った方が手残り金は増えるのは確かです。ただ、私の場合は所得税の税率が20%となるようで、更に住民税などを加えると30%以上が税金で持って行かれます。この他に固定資産税などもあります。

 

 確定申告をし始める最初の年は、前年度の利益に対して税金を支払うだけなのですが、その年から予定納税も始まります。私の場合は初年度は赤字でしたので予定納税はありませんでしたが、予定納税が始まる最初の年は2年分の納税をするような形になりますので、始まった年は結構な負担でした。先に払うか後に払うかの差だけですし、払い過ぎれば多少の利息のようなものを付けて還付してくれますが、足りなければ追加で納税した上に、更に予定納税も増えるというダブルパンチのような形になります。昨年の確定申告については一昨年に竣工したCPの経費が含まれていました。今年の確定申告についてはMAの修繕費が大きくかかっているものの、追加で納税をすることになります。予定納税の金額も増えますし、昨年のように大きな修繕は無いと思いますので、更に来年納める税金は大きくなると予想されます。不動産投資は税金との戦いでもあります。今年は改めてそれを実感しており、今後はより厳しくなって行くことが予想されます。

 

 節税対策としては小規模事業共済への加入なども検討していますが、廃業する場合は15年間以上、途中解約では20年以上掛け続けなけば目減りすることや、いつでも自由に出し入れできる貯金のようなものではないので躊躇しています。廃業時にお金を得るとそれに対する税金はかかりますが、普通よりも安いことや今の段階では控除できることはメリットなのですが、掛けるべきなのかどうか・・・。少額から始めてみるというのも手ではあります。

 

 今は住宅ローン控除に助けられている面もあるのですが、これが使えるのは10年間です。この控除が切れるタイミングでMAのローンも完全返済を迎えます。上手い具合に補填する手立てはできているのですが、今後もより改善できるように考えていかなければ駄目ですね。