夫婦で不動産投資~法人設立を目指すサラリーマン大家の記録~

夫婦共働きのサラリーマンです。法人を設立して独立開業することを目指し、夫婦で不動産事業もしています。現在は夫婦とも個人事業主です。

こんな時代もあった・・・

 日曜日に簡易保険の満期に向けて郵便局の方が自宅に来ました。満期受け取りの処理だけでは当然済みません。当然、この受け取ったお金をどう使うのか、使い道がないのであれば・・・と最終的には学資保険を薦めてきました。必要性が全くないわけではありませんし、一括で払えば確かにお得になる商品ではありますが、折角得たお金をほぼ全て放出してしまう訳には行きません。この辺を語るつもりは無かったので、検討しておきますとだけして帰って頂きました。私としては満期の金額が受け取れればいいだけですのでね。

 

 20年前に契約して既に払込済みになっている簡易保険ですが、今の金融商品であそこまでの高利率のものはありません。あまり郵便局は利用していないので、未だに「総務省」と書かれた郵便貯金総合通帳を使っています。通帳に平成6年に預けた10年定期の利率が書かれていましたが、3年以上で3.15%となっていました。平成12年では0.2%でしたが、今は当然もっと低い金利です。平成6年に50万円預けた定期貯金を平成16年に10年満期で受け取った金額ですが、646,760円でした。さすが3.15%です。今回の簡易保険を満期で受け取ったら、当時の高金利商品(それでもバブル崩壊で下がっていたのですが)で受け取れる最後の恩恵です。こんな時代もあったんだよなぁ・・・と、改めて振り返っていました。もう20年以上前の話なんですよね。

 

 この頃は貯金が一番堅実にお金を得られる手段でした。今は借金してキャッシュを得るのがお得だなんて狂っていますね。バブル当時は確かに狂っていましたが、今の時代も借金して「投資」というのも狂っています。本来的には投資は余剰資金でやるものです。当時の貯蓄はノーリスクで余剰資金を預けて増やすのには最適な商品で、10年定期は最強の商品でした。平成6年以前に預けたものはもっと金利が高かったはずですし、リスクも全くありません。リスクを取ってハイレバレッジで株式投資に走った人達は、バブル崩壊で大きな痛手を受けました。今は低金利で貯蓄する意味が無い結果としてリスクを取る選択になっています。高金利時では貯蓄をして、低金利時ではレバレッジをかけるために借金をするというのは正しい選択だとは思います。ただ、これが逆方向に振れた時のリスクヘッジができていなければ破綻することになります。そのためにも現在のキャッシュを増やすことが大切だと改めて考えさせられました。