規模拡大への理解

家計還元の決断

　贅沢な自宅を購入してから、住宅ローンの負担などは全て家計に強いてきました。それまで贅沢な暮らしをしていた妻への戒めでもあります。私も贅沢の恩恵を受けていたのは間違いありませんが、新たな自宅を購入したことで更に贅沢される訳には行きません。

　妻からは不動産投資をやっていても無意味だとか散々言われましたが、ここはじっと我慢し続けます。一番言われたのは太陽光発電のローン負担です。仮にこのローン負担が無ければ、電気料金は全くかからなくなる上に売電金額の収入も入ることになります。

　そこで、ＣＰを建築する条件として、太陽光発電のローンを不動産投資資金で負担することにしました。給料から毎月５万円ずつローンを組んでいる銀行口座に自動的に入金されていますので年間６０万円になりますが、これを年に一回一括で不動産投資資金から妻に支払うということにしました。加えて、妻の仕事用に借りている月極駐車場の代金も負担することにしました。これで太陽光発電のローンについての文句は言えなくなりますし、少なくとも不動産投資のお陰で電気料金が大幅に節約できているわけですから、家計的には問題は無いはずです。

家計還元の本当の理由

　家計還元に踏み切ったのは、妻の不動産投資への理解を高めるためでもあります。ＣＰ新築への理解だけではなく、この先の規模拡大と資産の分散化を考え、妻にも不動産を所有してもらおうと考えていました。そして、この頃から将来的に二人の不動産を一括で管理する資産管理会社を設立することを考え始めます。

　ＣＰの新築の際は自己資金の放出はせずに済みましたし、この現金をどのように利用するかも考え始めます。手頃な中古戸建物件を購入するのか、このまま蓄え続けてローンの早期返済に充てて返済比率を低くする努力をするのか、別な形で投資する資金にするのか、色々と妄想が膨らんで行きます。