夫婦で不動産投資~法人設立を目指すサラリーマン大家の記録~

夫婦共働きのサラリーマンです。法人を設立して独立開業することを目指し、夫婦で不動産事業もしています。現在は夫婦とも個人事業主です。

控除の時季

 年末に向けての控除の手続きが職場で始まっています。サラリーマンの私は事務でやってくれますので、色々と書類を揃えて提出してきました。生命保険や年金保険などの控除、地震保険の控除、住宅ローン控除・・・これだけですけど結構な金額です。中でも一番大きいのは住宅ローンなわけですが、今年を含めて残り5回ということになりました。後4年間はこの恩恵を受けられるわけですが、5年後は控除が大幅に減るということを頭に入れておかなければなりません。まずは、短期的にはここまでどのような目標を設定するかです。毎年この時季になると考えさせられるわけですが、家計のキャッシュフローに大きく影響する控除ですので、切実な問題です。

 

 5年後までの大きな流れを考えておきます。まず、来年早々にはPR&CRの短期ローンが終了します。月約14万円ですので大きいですね。次は2年半後に迎える定期積金の満期です。これはあくまでも積立ですので蓄えられているわけですが、今は通帳上には現れていませんので見ないことにしています。満期を迎えれば600万円を得て、さらに月10万円のキャッシュフローの増加という恩恵があります。また、住宅ローン控除の切れる年にはMRの10年ローンが終わります。無担保無借金物件が一つ持てるのは大きいですね。また、この分のローン返済も無くなります。

 

 目標ですが、まずは家計で抱えるローン負担の軽減でしょうか。まずは、リフォームローンとして借りている500万円を住宅ローン控除の切れるタイミングで片付けてしまいたいです。次は太陽光発電システムで借りているローンの返済です。こちらは今でも不動産投資資金から肩代わりしていますので、遅れても構わないかなという気持ちになっています。ただ、年間60万円の還元をしているようなものですので、これが直接的に家計に入るようになるのは大きいと思います。10年固定買い取り期間が終わった後の状況が読めませんが、ここまでにソーラーローンをゼロにしておくのは精神的も安心できます。

 

 不動産投資の規模を拡大するわけでもないのに、ローン負担や積立金の負担などで、数年単位で見た目のキャッシュフローが改善していく状況になっています。そんなの偶然だろと思われるかもしれませんが、定期積金を5年に設定したのも作戦ですし、住宅ローン控除の切れるタイミングでMRのローンが終わるというのも作戦です。

 

 もちろんこの実施のためには、手持ちキャッシュの放出が伴いますので、蓄えておくのが賢いのか、借り入れを減らすのが賢いのか、考えは分かれると思います。ただ、私としてはこれ以上は借金を増やす気はなく、蓄えもある程度あればいいくらいの考えです。債務が減ればキャッシュフローも増えるわけですので、棟数を無理に増やす必要もありません。

 

 こういうことは上手く事が運んでから語るべきでしょうが、予測通りに行けば、規模拡大なしに財務改善に動くことになります。棟数を増やすだけが投資ではありませんよ!