身近な場所で所有する意味
地域をよく知ること
見ず知らずの地域で投資するのはなかなか勇気が要ります。私は首都圏に住んでいるわけではないので、首都圏の事情には詳しくありません。詳しくない人がその地域で投資しても失敗するような気がします。
地方での投資は危険だと言われますが、私としては地方でも投資対象となる場所はあると思っています。賃貸物件が供給不足な田舎のほうが成功したりすることもあったりするようですが、首都圏に投資するのと同様にわからない地域ではできません。
私の住む地域では、同じ市内でも地域格差が激しいと思っています。特に賃貸アパートが求められている地域とそうではない地域があるように感じます。これは人が集まる地域とそうではない地域とで必ずしも連動していません。最近流行りのショッピングセンターも人が集まる地域には必ずあって生活利便性は高いのですが、ここで賃貸アパートが多く求められるのかと言われると、必ずしもそうは言えません。この辺は地域をよく知ることと、それぞれの感覚に頼るしかありません。
参考になるのは地域ごとの家賃相場でしょうか。家賃下落の激しい地域では賃貸アパートは求められないと判断することもできます。このような感覚はその地域をよく知らなければ養われません。
実際、私の予想通り地域格差はあるようで、ある地域でアパートを建築した人は客付けが上手く行かず苦戦しているという話を耳にします。また、管理会社からの意見というのも大切です。不動産屋さんは地域事情をよく知っていますので、どこに賃貸物件を建築すればいいのか、どのような物件が望まれるのかということをアドバイスしてくれる貴重な存在でもあります。このような情報は喜んで提供してくれますよ。
近場に物件を所有することの有利さ
遠隔地域で管理している大家さんもいますが、住んでいる場所近くに物件を所有することは私にとってはそれなりに意味があります。何と言っても物件を頻繁に見に行けることでしょうか。そうすることで、何かあった時にいつでも管理会社に連絡ができます。管理会社をしっかり管理するという意味でも重要です。
仮に別な地域に物件を持つなら、生活拠点として一部屋くらい確保しておきたいと思います。二重生活で多少は管理も充実するでしょう。私としては物件を見に行ける環境を作らなければ安心できません。そうなってくるとサラリーマンを続けて遠隔管理というのは難しくなってきます。