管理会社からの報告を無視するのか？

　先日の退去報告の際に、階段塗装が剥がれていると報告を受けました。私の方でも気になっていたので確認しましたが、管理会社の方が気付いていた部分とは違っていました。引っ越しで傷を付けられたのかはわかりませんが、この傷に関しては部分補修で済みそうなレベルでした。私が気付いた部分については塗装の剥がれが酷く、以前に保証期間が過ぎているにも関わらずクレーム修理で全塗装やり直しをさせた経緯があります。そのお陰で鉄階段はある程度は綺麗な状況を保てているのですが、一部にまた錆や塗装剥がれが目立っていました。この件についてはまたクレームを付けているわけですが、隣の物件は何もしていないようで、かなり錆は目立ってきていました。

　管理会社の担当者の話では、この建築会社で施工した多くの物件は同じような状況のようです。保証外と強く出られて「お金がかかる」と言われるのであれば、この建築会社の施工は信頼できませんのでそれまでの関係です。建築会社の担当者には「お金がかかるのであれば、施工に不安があるので別の会社にお願いする」とはっきり伝えました。ここで無償修繕してもらい、しっかりとした施工だと思えなければ信頼回復はありません。この建築会社には散々裏切られてきましたので期待はしていませんが、まずは私の負担が無く修繕してもらえる対応で経費削減することが大切です。

　この会社が施工した物件での塗装の剥がれは管理会社も気にしているようですが、工事に関しては保証外なので管理会社も建築会社に言いにくいとのことでしたので、私の方から強く直談判することになりました。私としては他のオーナーはどのように対応しているのかが気になります。聞いてみたところ、多くの方は「そうなの？」ととぼけて何もしないようです。同じ築年数で塗装がボロボロな物件を選ぶのか、しっかり修繕されていてとても築年数が経過しているとは思えない物件を選ぶのか、そう考えると自ずと対応は見えてくるでしょう。

　管理会社は確かにお金のかかる提案をしてきますが、決して管理会社の利益のためだけではなく、物件の状態を維持してお客様に選んでもらえる物件をオーナーに提供してもらう役割なんだと思います。提案されたということは、ある意味改善要望を言われているわけですから、それに応えられるようにしなければ物件をいい状態には保てません。管理会社の方を接待してお金を使うなら、物件の修繕に充てた方が管理会社にも喜んでもらえるのかもしれませんね。