夫婦で不動産投資~法人設立を目指すサラリーマン大家の記録~

夫婦共働きのサラリーマンです。法人を設立して独立開業することを目指し、夫婦で不動産事業もしています。現在は夫婦とも個人事業主です。

借金は嫌いですか?

母親・姉と私達との温度差

 最初の住宅として現MAを新築したわけですが、この際にも姉や母親には色々と言われました。ローンを組めば金利がかかる、将来的に転勤もあるかもしれないのに家を持つのはどうなのか、言われて当然だと思いますし、私自身も将来的にこの地に骨を埋めるつもりはありませんでした。母親が心配する気持ちは理解できますが、それに同調して姉に言われたくはありませんでした。姉は母親に世話になり放題で生活していて、私は誰に迷惑をかけるわけでもなく生活しています。夫婦の同意で決めた住宅ローンを組むことを非難される筋合いはありません。この辺りから、さらに温度差を感じて行きます。

 

 もちろん私だって好きでローンを組むわけではありません。これだけ借金を抱えて説得力が無いかもしれませんが、基本的に借金は嫌いですし、借りたお金は返すまで落ち着きません。当時は不動産投資という概念は一切ありませんでしたので、住宅ローンの繰り上げ返済を頑張って、できるだけ早く完全返済することを目標にしていました。

 

 当初の借り入れですが、20年のローンで3年固定の優遇金利でした。当時は本当に無知だったのですが、固定期間が切れる時に金利が上がることを初めて知りました。ここから色々と調べて、借り換えができることを知ります。同じ過ちは繰り返したくなかったので、借り換え時に自己資金を投入して残債を減らし、さらにローンの支払い期間は変えずに10年固定の優遇金利を選択しました。結果としては月々のローンの負担額を減らすことができましたし、借金も軽減できました。しかし、自己資金を大きく放出してしまったことは、今考えると悔やまれます。

 

不動産投資の世界に踏み込む

 子供が増えて家も手狭になってきた7年前は、広めの中古住宅を探していました。ここでまた妻の恩師に出会い、再び例の建築会社の社長が登場することになります。中古住宅を購入する計画が、何故かアパート新築という計画に変わって行きます。こうして建築することが決まったのが今のCCです。新築を決断してからでは遅いのですが、ここから不動産投資について色々と勉強を始めたわけですが、知れば知るほど甘い世界ではないということに気付きます。

 

 アパート建築の話の時に社長から「借金は嫌いですか?」と言われました。今でも借金は嫌いですが、借金しなければできなかった投資でもあります。正直言ってこの建築会社とは関わりたくは無かったのですが、妻の恩師からの紹介ということもあって無下に断るわけにも行かなかったのは確かです。この社長は不動産投資で上手く行っていて、別法人を設立するまでになっているとのことでした。しかし、この社長と同じスキームで投資できるわけではないことは、不動産投資の素人である私でも容易に気付いたことです。地元の大手建築会社の社長とサラリーマンとでは、基本的な属性が違い過ぎます。何れにしても決断したからにはやるしかありません。