夫婦で不動産投資~法人設立を目指すサラリーマン大家の記録~

夫婦共働きのサラリーマンです。法人を設立して独立開業することを目指し、夫婦で不動産事業もしています。現在は夫婦とも個人事業主です。

融資の苦戦と客付けの苦戦

まさかの融資破断劇

  CCの建築計画まで漕ぎ着けましたが、着工までの一番の問題は融資でした。リーマン・ショック直後の影響というのもあったのかもしれませんが、思ったよりもアパート資金の融資を受けるのは大変でした。保証会社の審査が厳しく、自己資金を多く求められますが、私にはそれほどの資金はありません。今はもっと厳しくなってきています。

 

 某銀行で融資を申し込んでいましたが、審査結果待ちという状況でなかなか着工できません。実は審査がストップしていたということを後々知るのですが、この状況の中で何故か銀行側は建築のゴーサインを出しました。結果としては自己資金について色々と詮索が入り、この銀行で融資が受けられなくなります。まさかの竣工近くでの融資破断劇です。

 

 ここで、別の銀行が不動産投資の融資に力を入れ始めたという話を耳にします。この話は建築会社の耳にも入り、直ぐに審査を申し込みます。審査の方は順調に通り、無事に竣工時に融資を受けられました。

 

早期入居者募集の成果は上がらず

 入居者募集の方は着工時点から行っていました。管理会社の社長さんは某大手不動産会社から独立して新会社を設立した直後でしたが、相当な手腕のある方と聞いていました。竣工時期も第二の繁忙期と思われる10月の異動を狙って8月中旬にしてみましたが、大きく当てが外れました。

 

 着工当初から入居希望者が現れ、2階部分は全て決まったと聞かされていました。しかし、竣工時での契約は何と3戸しか無く、他の部屋の状況についても管理会社からは報告がありませんでした。結局、契約していたのは3戸だけで、他の部屋は住みたいなぁ・・・程度だったようです。

 

 また、10月の異動は少ないらしく、4月の異動を逃したら他に繁忙期はほぼ無いということを知らされます。新築から丸1ヶ月以上の9月末までで入居率30%という最低のスタートです。敷金や礼金などで持ち出しは発生しませんでしたが、これでよしとしようとする管理会社の姿勢にも頭に来ました。流石にこれには参りましたし、管理会社にも建築会社にも大きな不信感を懐きました。特に1階部分は苦戦し、値下げ交渉などに応じて何とか竣工から3ヶ月で満室まで漕ぎ着けることができました。

 

 今考えると竣工から3ヶ月での満室ですので、リーマン・ショック直後の不景気局面で繁忙期を外した中では善戦した方なのだと思います。しかし、ここから私の不動産投資への考えもより厳しいものになって行きます。不動産投資を始めたからには引き返せませんので、ここから色々と勉強をして行くことになります。