日経平均暴落

　中国を発端とした世界同時株安ですが、予想通り終息とは行かなかったようです。一見持ち直したかのように見えた株式市場ですが、本日の日経平均も再び暴落しました。夜のアメリカ市場の動向も気になりますが、私の予想では２週連続のブラックマンデーのような状況になるのではと思っています。ブラックマンデーに次いで、ブラックチューズデーでしょうか。予想が外れてくれることを祈りますが、やはり中国バブル崩壊の影響はこれからが本番という気がしますね。

　いくら経済政策をやっても市場が反応しないということは、中国経済の脆弱性の現れではないでしょうか。バブル崩壊は事実として受け止め、今後はこの世界同時株安が発端となる世界恐慌を全力で防ぐ努力がなされるでしょう。日本経済は堅調に見えますが、中国の爆買いなどに支えられてきたことも事実でしょう。中国が不況に陥ると、経済活動も停滞しますので痛手となることは間違いないと思います。

　アメリカも利上げ延期などで対応するでしょうし、日本も更なる量的緩和政策でもやるのでしょうか。下手をすると国家破綻に追い込まれる可能性もあるこの政策、本当にこのまま続けて大丈夫なのでしょうか。国は好況感の無いまま物価上昇をさせるような、スタグフレーション政策を続けているようにしか見えません。今年の10月に予定されていた消費税増税が延期になったのが救いのような感じもしますが、これも1年半先送りされただけで、ちょうど中国を発端とする不景気のどん底に陥っている所で消費税増税なんてことになったら、日本経済は失われた30年どころではなくなりそうな気がします。