働く意味

　いい学校を卒業していい会社に入るのが人生の幸せなんでしょうかね。そういう安定した生活を求める人もいるのでしょうが、一流企業だから安心できるわけじゃないです。バブル崩壊後には破綻に追い込まれた都市銀行もありましたね。今でも東芝の不適切会計の問題があったり、一流企業と言われるような会社だって何があるかわからない時代です。

　私は不動産事業を副業としてやっているわけですが、現在、働いている意味合いは、「属性利用」の一点しかありません。要は本業を利用して副業にシフトできるように考えているわけですが、まだ家族の生活を考えると本業を引退できるほど稼げてはいません。嫌いでやっている仕事ではありませんが、ストレスだけが溜まって全く報われないのもどうかなという感じですね。

　本来ならば、働くことの意味合いって「感謝」なんだと思うんです。私がお客様のために働いて感謝され、それによって私も「やってあげてよかった」と感謝できる環境、こういうのがwin-winの本当の姿なのでしょう。ボランティア的な精神で仕事をして、結果として対価をもらえると言うのが理想的ですよね。まあ、結局は相手に満足を与えて、私はお金をもらってという関係になるわけですが、今の時代ってここに「感謝」という気持ちが忘れ去られている感じがします。

　酷い場合は自分さえ儲かればいいとか、他人を陥れてでも自分だけ評価されたいという悲しい人も多いですよね。何となくですけど、私の置かれている環境ってそんな感じがします。そういう環境下では別に最低限の仕事をすればいいんですよ。そして、属性を徹底利用して、私は独立の道を歩む、それがベストな選択のような気がします。ボランティア精神で会社のために働くなんて偽善ですよ。

　でも、私は独立したとしたら相手に感謝されるような仕事をしたいですね。そして、自分自身も満足感が得られて対価も得られるのが理想です。