初めから独立開業を目指していたわけではない

不動産投資の目的は？

　不動産投資を始める多くの方は、初めから独立開業を目指しているわけではないと思います。中には法人を立ち上げている人もいますが、規模拡大の手段であったり税金対策などが主な目的で、不動産投資を職業として捉えている方は少ないでしょう。もちろん社長さんですけど、それを普通の会社組織のようなものにしようとは考えないと思います。

　私も初めはサラリーマンの給料をベースに生活して、いざという時の家計の助けになれば程度の考えで始めました。子供が成長して大学に入る頃には仕送りなどでお金がかかるので、この時期に出せればいいかな程度です。
　これは勉強不足の中での考えで、得られたお金を使える状況になるまでの道のりは簡単では無いことを思い知らされます。また、一度家計に入れ始めると途中で止めるわけには行かなくなります。

　独立は考えていなかったとはいえ、規模拡大はもちろん考えていました。規模が増えて不動産投資で得られたお金で生活できるようになり、大家さん業が忙しくてサラリーマンに影響するのであれば、仕事を不動産業に切り替えて生活するのがいい選択だと思います。

独立開業を目指す理由

　サラリーマンを続けながら法人を立ち上げられる人なら、将来を見越して先に法人を立ち上げるのも一つの方法だと思います。社内規程があって妻も私も法人を立ち上げることは現状ではできません。今は私の給料をベースに生活していますので、仮に独立開業するなら妻を社長にして法人化するのが望ましいと思っています。

　法人化するメリットとしては、私が一人で抱えている資産や借金を軽くできることでしょうか。個人で抱える利益を減らすこともできます。実質使えないのに個人所得だけが多くなるのは好ましくありません。児童手当などにも影響してきたり税率も上がってきますので、収入によっては法人化するメリットが大きくなります。