夫婦で不動産投資~法人設立を目指すサラリーマン大家の記録~

夫婦共働きのサラリーマンです。法人を設立して独立開業することを目指し、夫婦で不動産事業もしています。現在は夫婦とも個人事業主です。

高稼働率のカギを握るのは?

立地条件がよくても・・・

 私の所有するCCの近辺には数棟アパートが並んでいます。私の物件は比較的高稼働率で推移していますが、中には空き室が頻繁に出る物件もあります。大きな違いは間取りと駐車場台数の余力ですが、原因がこれだけとは思えません。

 空き室の目立つ物件は家賃設定も私の物件より低く、インターネット無料使い放題も導入しています。私の物件はB-フレッツマンションタイプのみで、契約は入居者次第という形を取っています。これだけでも私の物件の方が不利な感じがします。

 また、私の物件の駐車場は2台目用の駐車場を用意しているとはいえ常に満車状態ですので、空き室が出ても1台分しか用意できないケースも多くなっています。そう考えると駐車場台数の余力が有利に働いているとも思えません。

 間取りは確かに違いますし、他物件に比べるとリビングは多少広いとはいえ、同じ1LDKですし立地条件も大差ないので、ここまで大きな差が出るとは思えません。立地条件的には大差ないのに稼働率に差が出るのは偶然でしょうか?

 

他のオーナーの状況はわかりませんが・・・

 私は管理委託はしていますが、入居している方が不快な気持ちで生活しないように気を配っているつもりです。細かいことですが、ゴミステーションに違反ゴミが捨ててあっていつまでも放置しているようなオーナーは論外だと思います。管理会社は万能ではありませんので、この辺のフォローは私がすることになります。たまに物件に足を運び処理するだけでも全然違います。入居者の方も「オーナーはしっかり物件を見ている」と安心してくれることでしょう。

 ここで大切なのは管理会社への報告です。管理会社を管理するというわけではありません。中には管理会社に「管理はどうなってるんだ!」と問いただす方もいるのでしょうか?私はそのようなことはしませんが、管理会社に事後報告はします。また、時には確認の意味も込めて管理会社にゴミを持ち込むこともあります。あくまでも「私の方が先に気づいたので片付けておきました」という感じなのですが、これだけでも管理会社は他物件よりも気にかけてくれるようになります。また、異常があった時に細かく報告することで、管理会社も頻繁に物件確認に出向いてくれるようになります。このような細かな積み重ねがオーナーの評価につながり、結果としてお客様に勧めやすい物件になる大切な要素だと思います。

 管理会社の社交辞令かもしれませんが、私の物件は「優先的に早く決めるように営業に働きかけている」と言われています。実際、空き室が出ても短期間で埋まっていますので本当なのでしょう。

 物件はいい立地条件の場所に建てるのが原則でしょうが、いずれにしても管理会社に丸投げにして貸せばいいというものではありません。オーナーとしてどれだけ入居者に気配りができるか、そして、管理会社と連携を密にして管理会社の力を最大限に活かせるか、この辺にオーナーの経営者としての手腕がかかっていると信じています。