規模拡大と資産分散

 決断した規模拡大

　ＣＰ建築に関しては私が手動となり話を進めました。今の自宅を購入する際に諦めた新築案件がありましたので、何としても新しい物件を増やしたいという思いもありました。焦っていたわけではなく、いい話を吟味していました。

　これにより借金が増えたことは確かですが、キャッシュフローもそれなりに増えましたので、リスクが増えただけとは思っていません。むしろ、将来的な計画においてはリスク軽減への道筋ができたように感じます。規模拡大に関しては家計への恩恵が無いというのも不満の原因でしたので、このタイミングで家計への一部援助を実行しました。

　不動産投資資金で住宅ローンなどを負担するというスキームと同じような道を辿っているようにも見えますが、初めからこの路線に進んでいったわけではありません。何れにしても初めから計画的には不動産投資の拡大のための投資ではなく家族のための投資です。これによって不動産投資的にはローンの返済期間は長くなります。しかし、家庭で抱える借金を考えると住宅ローンなどの返済も頭に入れる必要があります。ここまでは混同することは避けてきましたが、ここからはトータルで考えることに切り替える切っ掛けとなりました。

資産分散の方法として考えること

　現在、全ての借金と全ての物件を私一人の名義で抱え込んでいます。この辺りも考えて、家計で本来負担すべき住宅ローンなどの支払いも考えています。また、夫婦共有財産と考えた場合はどちらか片方の名義で集中させるのは必ずしもいい方法では無いのかもしれません。相続の関係もありますし、夫婦のどちらか片方に何かあった場合のリスクヘッジとしては資産を分散化した方がいいと思います。

　私の所有する物件の一部を妻に引き継ぐという手も考えましたが、色々と余計なお金がかかってきます。そこで私だけではなく妻も物件を所有することで規模拡大をして、最終的に夫婦の財産をまとめてしまおうという作戦を検討しています。将来の法人設立を目指しているのも、資産を守るためです。