夫婦で不動産投資~法人設立を目指すサラリーマン大家の記録~

夫婦共働きのサラリーマンです。法人を設立して独立開業することを目指し、夫婦で不動産事業もしています。現在は夫婦とも個人事業主です。

失われた信頼関係の結末

簡単には信頼出来ない

 CPには自動販売機を設置していますが、先日撤去となりました。これまでの経緯をまとめます。CP竣工に合わせて、管理会社から自動販売機設置業者を紹介してもらいました。1年契約で設置販売をしていたのですが、今年の4月に売上本数不足で撤去するという話を言われました。契約時点ではノルマのようなものがあるという話は聞いていなかったのですが、突然言われて憤慨しました。正直言って電気料金の負担を考えると赤字でしたが、入居者サービスと思って設置していたわけです。業者は別に電気料金の負担があるわけではありませんので、ある程度の利益は得ていたはずです。契約時点でこのような話があれば納得は行くのですが、一方的な契約解除は納得が行きません。その時点では半年間の契約として、半年後に撤去するかどうかの判断をするという話で終わっていました。

 その期限が10月31日だったのですが、この日の午後6時半に突然電話がありました。半年で契約が切れて撤去するので電源を落としたという一方的な通告です。流石にこれには頭にきました。別に売上ノルマ未達成で強制撤去は構わないのですが、それであれば事前にいつ販売停止となって撤去はいつになるという説明があってもいいはずです。夏場の売り上げのいい時期でも未達成なのは既にわかっていたはずで、事前説明も無しに一方的に契約期間満了で強制撤去というのは納得が行きませんでした。

 これが撤去しましたという話なら「はい、そうですか」で終わっていたかもしれません。しかし、ここに更にケチが付きました。業者が混み合っていて撤去するまでの間しばらく置いておきたいという話です。これには流石に堪忍袋の緒が完全に切れました。撤去するという判断は事前にできたはずで、31日で販売終了というのも事前に承知していたはずです。電源を切った時点で撤去の準備が整っていないのは私の責任ではありません。予告無しでの一方的な撤去の通告の上、買うことのできない自動販売機を私の物件敷地内に置かせてくれなんて、あり得ません。

 これで完全に私のこの業者に対する信頼関係は失われました。元々それほど信頼していたわけではありませんし、管理会社の顔を立てて入居者サービスの一環と思い我慢してお付き合いし続けていましたが、これ以上は付き合う気も助ける気も無くなりました。なぜ、物件オーナーである私が一方的に不利益を被らなければならないのでしょう。自動販売機は確かにお願いして設置してもらっていますが、逆に業者も設置場所がなければ儲けはありません。どちらかと言うとこの業者からすると私が客なんです。こんな客を大切にできない業者を信頼できるわけがありません。

 

信頼を失った業者への対応

 私はこの業者に対して、即自動販売機を引き上げるように命じました。業者から一方的に販売停止をして撤去する意向を伝えてきた以上、それを業者の都合で撤去できないから物だけ置いておくなんて許されません。信頼関係があれば妥協もできますが、この業者とは信頼関係は失われています。その中で私としても良心的な対応はできません。撤去するように伝えたにも関わらず無理というようなことを言ってきたので、即撤去しないなら場所代を取るということを伝えました。私は信頼の置けない業者に対して無償で人助けするほどお人好しではありません。

 更に後1ヶ月設置期間を伸ばしましょうかと提案してきましたが、ここから冬場になって赤字になるのに設置し続ける意味はないことは業者もわかっているはずです。この上、私に赤字を被れとでも言いたいのでしょうか?親切なのか誠意を示したのかはわかりませんが、百歩譲ってこれが誠意であったとしても信頼関係が完全に無くなった業者のやることを信用なんてできません。全て裏目に出ますし、焼け石に水どころか火に油を注ぐようなものです。私の方としては、これ以上は契約を結ぶつもりも無いですし、自動販売機を設置するにしてもこの業者は使わないということもはっきり伝えました。そして、強く即自動販売機を引き上げるように再度伝えました。翌日確認したところ、自動販売機は綺麗さっぱり無くなっていました。

 私が強く言ったから仕方がなく引き上げたのでしょうが、見方を変えればやる気になれば即撤去できたとも取れます。最後の誠意を示してくれたと素直に受け取りたいですが、腹立たしい思いは変わりません。大体にして向こうの都合だけ優先してくるなんて、あり得ませんからね。