夫婦で不動産投資~法人設立を目指すサラリーマン大家の記録~

夫婦共働きのサラリーマンです。法人を設立して独立開業することを目指し、夫婦で不動産事業もしています。現在は夫婦とも個人事業主です。

信頼関係の本質とは

どのように信頼関係を築くか

 誰でも初めは信頼関係が無い状態なわけで、そこから一つ一つの積み重ねで信頼関係は築かれて行きます。信頼関係が築けていない状態では不信感を持たれるのは当然で、ちょっとしたボタンの掛け違いが裏目に出ることもあります。

 自動販売機設置業者とは1年半の付き合いでしたが、その間に信頼関係を築く努力を向こうが怠ったのだと思います。私は何回かこの業者に細かな連絡を入れていますが、向こうからはそのような行動はありませんでした。前回の契約延長の話も私から連絡して初めて出てきたものでした。今回の撤去連絡は向こうからの連絡でしたが、当日の連絡だなんて縁を切る最後通告のようなものです。信頼関係無くして円満解決はあり得ません。

 逆に信頼関係があれば、少しくらいの手違いであっても仕方がないと許されることもあります。細かな報告・連絡・相談の中で信頼関係は築かれるものだと思っています。また、お互いにwin-winの関係になれることが大切です。残念ながらこの業者とはそのような関係にはなり得ませんでした。以前に書いた不動産屋の話もそうですが、私に連絡すると言っておいて電話連絡すらしてこないような嘘つきは信用できるわけがありません。知り合いですのでそれなりの付き合いはしますが、裏切り行為のようなものですのでこの業者と取り引きなんてするわけありません。貸したい時だけ一生懸命動いていたのに、こちらが借りたい時に誠心誠意手助けしてくれないような銀行に信頼を抱いて借り入れしようなんて思わないです。既に取り引きがあるので仕方がなく付き合っていますが、さっさと支払いを終わらせて縁を切りたいというのが本音です。

 信頼関係を崩すことは簡単ですが、信頼関係を修復することはものすごく労力を使います。そういう意味でも今まで築いた様々な業者との信頼関係は非常に重要です。私を助けてくれる業者との関係を大切にして行きたいですね。

 

利益だけを考えているのか

 基本的にどの業者も最終的には利益あっての仕事だと思いますが、そこに至るプロセスで相手に損益を与えるようなことはあり得ません。損益と言ってもお金だけではなく、対価を払っても受けたいサービスであれば問題はありません。

 先日の建築会社との打ち合わせでは、最終的にその会社で建築できればという思いはあるでしょうが、今提示しているプランでは利益が乗らないと私が判断していることは建築会社もわかっていて対案も特に提示はされませんでした。ただ、金銭的な相談には乗るという話はされましたが、利益が乗らない可能性が高いものを無理に勧めてきたりはしません。CP建築の時は相談しに行った土地とは別の土地を紹介されましたが、敷地面積的にもかなり広く価格的にもお得でプランが乗れば十分勝負できるということで勧めてくれました。もちろん建築会社も損はしていないようですが、私としても路線価以下で土地を手に入れたので満足です。これは建築会社の利益だけを優先した結果ではありません。私としてもそのような信頼関係のある会社だから、とりあえず話をして私の思いを正直に伝えようと考えました。ここには今までの信頼関係が生きています。

 仕事は自分さえよければというものではなく、相手に喜んでもらい私自身も喜びを感じるということが大切だと思います。契約に至るまでには利益を考えなければいけませんし、利益を確保できない仕事は残念ですがお断りするしかありません。今の例で行けば私としては新築したいけれど建築費が高いと考え、業者も利益を出してあげたいけれどこれ以上は利益が取れないから無理という姿勢をはっきり伝えることです。また、何とかできそうな部分は提示してできるだけお互いに有利になるように話を進めることが大切です。それで関係が崩れるようであれば、信頼関係なんて築けない会社だということだと思います。