夫婦で不動産投資~法人設立を目指すサラリーマン大家の記録~

夫婦共働きのサラリーマンです。法人を設立して独立開業することを目指し、夫婦で不動産事業もしています。現在は夫婦とも個人事業主です。

投資と経営

投資か経営か

 不動産投資は経営的要素が強いと思いますが、投資と経営の決定的な違いは何なのでしょう。

 投資はお金の動きだけ考えられないと上手く行かないこともあります。基準を決めたら機械的に売買しなければ大損をすることもありますし、損を最小限に抑えるためには損切りすることも必要です。シミュレーションでは上手く行っていても、実際のトレードとなるとどうしても感情が入ります。「もう少し上がるだろう」とか「ここまで下がったのだから次は上がるはず」だとかの感情が入って失敗するケースも少なくありません。恥ずかしながら私はこのように損をしてFXはロスカット強制退場させられ、株は塩漬け状態になっております。

 それに対して経営は経営者の手腕でどうにかなる場合も多かったりします。特にアパート経営の場合はオーナー次第で稼働にも影響をしてきます。これは最終的には利益に繋がります。機械的に売買しようにも価格交渉やタイミングや売買の背景などもあり、なかなか思い通りにはなりません。また、短期売買は難しく中長期的な戦略を立てることが必要となってきます。

 不動産投資で重要な要素を占めるのは、色々な業者との人間関係や信頼関係です。管理会社・建築会社・不動産屋・入居者・銀行・・・本当に沢山の人達の力があって私の物件の今が成り立っていると思います。また、不動産投資を始めてから今までの私の努力の成果でもあると思います。様々な人間関係や信頼関係が無ければ事業は成り立ちません。そういう意味でも不動産投資は投資という名の下の賃貸経営だということを忘れてはいけません。

 

仕事として大切なこと

 サラリーマンであったとしても、仕事というのは単純に働いて給料をもらうだけではありません。また、自己満足であっても上手く行きません。金銭的な見返りとは別に誰かに喜んで満足してもらい、それによって自分自身も喜びを感じ満足できることが大切です。

 これでお金を求めないのであれば単なるボランティアですが、賃貸経営はボランティアではなくあくまでも事業ですので、それに対する対価も必要です。金銭的な不満によって満足が得られない場合もあります。100円のコーラを1000円で得る方法じゃないですが、相手にその金額に相当する気持ち的な満足を与えられなければ、事業は成り立ちません。

 雇われている場合であれば転職すればいいのかもしれませんが、経営者であればそうは行きません。経営が上手く行かないのであれば、それは経営のやり方がまずいわけで、修正していい方向に持って行くしかありません。これは経営者に限ったことでは無いと思います。まずは誰のための仕事なのか、本当にその人に喜んでもらえる仕事ができているのか、自分自身は満足して喜びを感じることができるのか、それに対して適正な対価が得られるのかをしっかり考える必要があります。