夫婦で不動産投資~法人設立を目指すサラリーマン大家の記録~

夫婦共働きのサラリーマンです。法人を設立して独立開業することを目指し、夫婦で不動産事業もしています。現在は夫婦とも個人事業主です。

贈与と生活費

給料は全て家計に入っているのですが・・・

 私の給料は全て家計に入れていますし、不動産投資から得られる利益の一部は家計に還元しています。これらのお金は全て生活費とみなされていますので、当然ながら妻や子供に贈与しているわけではありません。しかし、私の口座に入っている不動産投資資金を使って妻が物件を購入しようとすると、金銭を贈与したとみなされます。

 夫婦であっても全てが共有財産とみなされるわけではありません。仮に妻名義の口座にお金が入っていれば妻の財産ということになります。でも、考えてみると不動産投資を開始した当初に求められた自己資金は、名義まで細かく調べられたわけではありません。銀行さんとしてはお金の流れを知れば問題ないですし、それまでは確定申告をしていたわけではありません。特に確定申告でお金の増減で突っ込まれるような要素は無いわけです。

 今回は私の口座にあるお金はを使うことになります。このお金は全て不動産投資から得られたお金ですので、何かに支出すれば「事業主貸」ということになります。これが妻の不動産を購入するのに充てたのであれば、妻に貸したという扱いということなのでしょうか。貸したのでなければ贈与ということになります。細かいところを突っ込まれなければ問題は無いのですが、突っ込まれた時に説明責任が果たす必要があります。

 控除の範囲内で分割で贈与したとしても、贈与税を逃れるためなのではとみなされるケースもあるようです。確かに贈与税を払わないようにするための作戦ではあります。夫婦間のお金のやりとりは難しいですが、この辺を理解してもらい混同しないようにしないと駄目ですね。

 

借金返済と生活費との関係

 現在、妻の物件購入に向けて動いていますが、銀行からの借り入れ以上にかかるお金については私からの融資という形で処理しようと考えています。そして、妻の物件から得られる利益で返金してもらう計画です。現在、月5万円を生活費として家計に入れています。年間60万円なのですが、将来的にはもちろん増額することも考えていました。仮に年間100万円に増やしても、あくまでも生活費なので問題は無いでしょう。

 妻が物件から収入を得れば、そこから年間◯◯円という形で返金してもらうことになります。このお金を贈与しようと考えていたのですが、生活費の援助を増やせば贈与などの処理をしなくても済みます。ただ、これも生活費を増やしたのは贈与とみなされないようにするための処理だと思われるかもしれませんね。何をやっても突っ込まれる要素はあるのでしょうが、説明責任が果たせれば問題はありません。

 正直言って税務調査などが入らない限りは大きく言われることはないでしょう。そのために税理士さんを使って申告してもらっているようなものです。何かあったら税理士さんと相談の上でしょうか。