夫婦で不動産投資~法人設立を目指すサラリーマン大家の記録~

夫婦共働きのサラリーマンです。法人を設立して独立開業することを目指し、夫婦で不動産事業もしています。現在は夫婦とも個人事業主です。

入居者目線で考える

私自身もかつては借りる側だった

 私自身も就職して実家から独立した当初は賃貸物件に住んでいました。その際に不満に思ったことも沢山ありますし、満足していたこともあります。また、独身時代と結婚して子供が産まれてからとでは家に対する要求も変化しています。このような経験は入居者目線となって生きています。

 賃貸物件で大切な要素はいくつかあると思いますが、何と言っても入居者ターゲット次第でやり方も変わってきます。学生さん相手なのか、単身者向けなのか、女性向けなのか、男性向けなのか、家族向けなのか、老人世帯向けなのか・・・色々と考えることがあります。新築物件は築古物件に比べて家賃設定も高いですので、安価な家賃でそれなりの物件を求める人には敬遠されることもあります。

 

入居者視点とは

 家族向け物件では特に女性視点が大切という話が聞かれます。水回りや収納スペースなどのこだわりは女性に多く、これは男性からも喜ばれることになります。また、家族向け物件では奥様の意向が反映されることが多く、奥様に気に入ってもらえるかが勝負になります。そういう意味では以前に自宅として使っていたMAの2階部分は妻の贅沢趣向が反映されていますので大きな強みです。対抗して私も色々と要望を出しました。天窓にシーリングファンが付いて、さらに浴室はジェットバス付きです。収納不足を補うためにPCスペース上部に棚を設けました。ネット配線やテレビアンテナ配線もしてあるので、今の時代の薄型液晶テレビを置くには適しています。こんな贅沢な物件はなかなかありません。

 オーナー側からするといかに経費を抑えて建築するかが勝負ですが、間取り的に狭い物件は敬遠されますし収納スペースを削るのは使い勝手が悪いと、何かと建築費に跳ね返ってくる要素が多くなります。ただ、工夫次第では建築費を抑えて差別化が図れる部分はあると思っています。既存物件には無い要素を取り入れ、使い勝手が悪くならないような工夫が必要ですね。

 多くの場合は表面利回りを落として行くか、家賃を値上げするかのどちらかでしょう。家賃設定を上げれば客付けで苦戦し下げれば収入面で苦戦しと、何れにしても今までよりも不利な条件で運用していくしかありません。ここで利益が確保できないのであれば、諦めるしかありません。