夫婦で不動産投資~法人設立を目指すサラリーマン大家の記録~

夫婦共働きのサラリーマンです。法人を設立して独立開業することを目指し、夫婦で不動産事業もしています。現在は夫婦とも個人事業主です。

消費税増税延期⇒解散総選挙

 いよいよ解散総選挙の年内実施が決まりました。消費税増税延期の信を問う選挙みたいですけど、自民党が勝てば先送りした1年半後に消費税増税が決定的となります。それにしてもGDPは決定打でしたね。黒田バズーカも瞬殺されるくらいの力です。想定外とか報道されていますが、私的には実感の全く無いアベノミクス下で消費税増税されたことが一番の要因で、さらに様々なものの値上げも伴ったのが拍車をかけたのだと思います。資材も高騰して家を建てたいと思う人が増えるでしょうか?これは消費税増税以前の問題ではありますが、せめて消費税が5%だったら3%の負担が減るんですよ。生活必需品も消費税増税の打撃を受け、各企業は価格維持に必死な中で給料なんてそう簡単に上がるわけがありません。消費税増税前の好景気は駆け込み需要に過ぎないのははじめから見え見えでした。安倍さんも消費税増税の影響と認めているわけですから、それで1年半先送りして確実に消費税を上げるって矛盾しているような気がします。

 何で景気回復をしかけていたあのタイミングで消費税を8%に上げることにしたのかは疑問ですが、公約と言われればその通りとしか言いようがありません。消費税増税が間違いだったと判断するのであれば、むしろ5%に戻して欲しいところです。欲を言えば3%に・・・って、絶対無理ですよね。でも、これが庶民の本音なのではないでしょうか。せめて10%にするなら生活必需品だけは軽減税率を適用して欲しいです。

 10%増税の1年半先送りがマニフェストに反するから、解散して国民の信を問うって全く意味がわかりません。初めから景気判断を見極めた上で決断するって話だったと思うんですけど。安倍さんも記者会見で認めていましたよね。ただ、1年半後は絶対に10%にするという部分での信を問うということなのでしょうか。自民党の描くシナリオは何なのでしょうか?憶測で考えてみました。

自民党が勝利

アベノミクスへの信任?)

 →1年半先送りして10%へ増税

自民党が敗北

アベノミクスへの不信任?)

 →消費税増税は考えない?

 →今すぐ10%へ増税!?

 こう考えると先送りするだけで消費税増税は既定路線のように感じます。今はGDPショックもあってとても消費税増税というメンタルにはならないでしょうが、また景気回復の兆しが見えてきたら直ぐに消費税を上げて、経済回復が腰折れする結果となるのでしょう。何か巧みに選挙を利用しているだけのような気がします。結局、どこの政党が政権をとっても消費税増税は既定路線という感じにも見えます。

 野党にはむしろ5%に戻すとか思い切った政権公約を掲げて戦って欲しいですね。消費税増税は3%から5%になった時点で失敗だったわけで、長い間の日本経済の停滞を招いたのは事実です。また、5%から8%への増税は致命的だったのは明白です。景気回復は誰しも望んでいますが、これが10%になったら景気低迷は長引くことは間違いないと思います。増税路線下での景気回復はあり得ないでしょう。

 安倍さんは消費税増税を決断したのは民主党だというように責任を転嫁しているようですが、安倍さんも解散して信を問うと認めているように、先の選挙で消費税増税政権公約に掲げたのは自民党も同じですよね。民主党を責める前に自らの政権公約が間違いだったと正すべきです。安倍さんは先の消費税3%から5%への増税の失敗を顧みず、増税下でも景気回復はできると自信満々に仰っていたじゃないですか。今回は景気回復しなくても先送りするだけで10%にするって宣言しました。これでアベノミクスの成功と消費税増税との関係は無くなります。少なくとも私にはアベノミクスで景気回復なんて実感は全くありませんよ。こうやってまた私達国民を騙し続けるのでしょうね。さて、選挙でどの政党を支持するか困りました。

 私の住む地域では景気回復の恩恵を受けているようには感じません。ブラック企業と言われてもおかしくないサービス残業を強いられ、利益は上がらず給料も上がらず、景気回復?はぁ??という感じなのが実態です。正直言ってバブル崩壊以降、景気がいいと感じたことは全くありません。バブル期の頃は私はまだ学生でした。バブルが崩壊した後の就職氷河期に学生を終えて就職しましたので、好景気というものを実感したことが全くありません。もっと給料が上がって、株式などの投資でも儲かって、消費も元気がある世の中が望ましいですよね。