夫婦で不動産投資~法人設立を目指すサラリーマン大家の記録~

夫婦共働きのサラリーマンです。法人を設立して独立開業することを目指し、夫婦で不動産事業もしています。現在は夫婦とも個人事業主です。

税金無駄使い解散!?

 昨日に配信された新党大地の鈴木たかこ議員のブログの内容は、まさにそのとおりという内容でした。税金無駄使い解散・・・今回の解散総選挙で600億~700億円の税金が使われると聞いて、本当に解散する意味があるのかを疑問に感じます。経済状況が悪いから法律に従って消費税増税を延期する決断を下したのに、無意味な解散をしてこれだけの税金が選挙に使われる意味があるのでしょうか?

 関係ない話ですが、私はたかこさんと一緒に写真を撮ってもらったことがあります。握手もしてもらいました。FBFでもあります。これだけでは珍しい話じゃないんですけど、ここでは書けないような貴重な経験をさせてもらいました。あ、別に変なことはしていませんから。若々しくとてもエネルギッシュな方です。こういう方が日本の未来を変えてくれることを信じて応援しております。

 若い女性だからってわけじゃないですけど、以前からファンだったのでお会いできた時は物凄く嬉しかったです。あ、そんな話はどうでもいいですね。ブログをリンクしておきます。


国民不在 税金無駄使い解散 になってしまうのでは???|鈴木たかこオフィシャルブログ「お便りたかこ」Powered by Ameba

 消費税増税には景気判断条項がありますが、安倍さんは今回の延期に伴いこの景気判断条項を付さないという決断をしています。過半数を割れたらアベノミクスの不信任と位置付けているようです。今回の選挙は国民に何の信を問うのでしょうか?私達は何を基準に投票したらいいのでしょう?これはアベノミクスに対する信任ではなく、景気判断条項を付さないことに対する信を問う選挙なのでしょうか?アベノミクスと消費税増税はセットなのでしょうか?アベノミクスは支持するけれど、消費税増税には反対という人はどのように意思表示をしたらいいのでしょう?このまま景気判断条項を付したまま消費税増税を延期しては駄目なのでしょうか?1年半の延期時点で再判断することはできないのでしょうか?様々な疑問が湧いてきます。

 別にアベノミクスが不成功だと言うつもりはありませんし、実感はありませんが景気が上向いたのは事実だと思います。成果が末端まで浸透していくのはこれからだと思い期待していました。実際、給料に関してはベースアップの兆しがようやく見えてきましたし、有効求人倍率も上がっています。物価上昇もインフレ下では避けられません。むしろ今までのデフレスパイラルよりは歓迎されるべきことです。緩やかに物価が上昇し、給与のベースアップも伴ってくればインフレの実感は出てきます。この実感が伴わずに消費税8%への増税の判断をしたのがまずかったのだと思います。

 消費税以外にも震災復興のための増税もありましたが、本当に復興に使われているのかは甚だ疑問です。震災復興はどこまで進んでいるのでしょうか?消費税を上げて福祉は本当に充実しているのでしょうか?全く実感なんてありませんし、むしろ悪化しているようにさえ感じます。

 消費税増税は景気回復でインフレに転換した折角のいいムードを壊す行為だったことは間違いない事実です。不景気下での増税は誰しも望みませんし、そんなことをしたら自滅行為です。だからこそ今回は先送りという決断になったのではないでしょうか?長い間5%の消費税税率を維持し続けたのは、消費税率引き上げができるような経済状況ではなかったからではないでしょうか?今回の引き上げ延期の判断は賛否両論ありますが誰しも正しいと思うでしょうし、何れは10%にするべきという道筋は見えています。解散総選挙までする必要性は全く感じません。

 アベノミクスでの景気判断を早まり8%に引き上げた結果、GDPの数値に跳ね返ってきて先送りを決断したのは明白なのに、次は景気判断なく消費税税率を先送りせず引き上げるというのは間違った判断のように感じます。今すぐ上げるのと何が違うのでしょう?本当に1年半で経済回復を確認できる確信たるものがあるのでしょうか?むしろ、今すぐ上げた方が致命的なダメージになっても諦めが付くかもしれませんね。

 安倍さんは過半数を割れたらアベノミクスの不信任と判断して退陣すると言っていますが、本当にアベノミクスが否定されたと思うのでしょうか?仮に政権交代となって景気後退局面に再び陥ったら、消費税増税民主党の責任に転嫁したように、交代した政権に責任を押し付けようという魂胆なのは見え見えです。安倍さんは解散などして政治空白を作らずに、責任を持って1年半後の増税まで経済を立て直す努力をするべきなのではないかと考えます。

 緩やかなインフレが続き、それにともなって給料も上がって生活が豊かになれば、消費税増税は受け入れられるはずです。税収も自然に上がるはずです。ただ、これが単なるバブルであってはいけません。これから先の高齢化社会における福祉問題や少子化対策には消費税増税による財源確保は必要ということも理解できます。物価上昇に給与上昇が追い付かず、そんな中で消費税増税もされてしまったのですから誰も恩恵なんて感じるわけがありません。消費税8%に関してはまだ始まったばかりですので、もう少し様子を見て判断すべきだと思います。経済成長が確認できないのであれば、再延期も考えるべきなのではないでしょうか。景気条項を付さないなんてあり得ません。

 何れにしても今回の解散総選挙は無意味な税金の無駄使いに感じます。野党は消費税増税の延期に反対していないはずです。アベノミクスに不信任は下していないと思います。実感のないアベノミクスに対する不満は多くの人が持っていると思いますが、今までの不景気よりは改善されています。ただし、消費税の8%への増税は経済に悪影響を与えたというのは与野党ともに感じているはずです。今回の選挙で自民党を支持することは、景気を無視した消費税増税を信任することになります。例えアベノミクスを信任したとしても、このことには騙されてはいけません。野党がどのような戦略で来るのかはわかりませんが、今回は判断が難しい選挙になりそうです。