夫婦で不動産投資~法人設立を目指すサラリーマン大家の記録~

夫婦共働きのサラリーマンです。法人を設立して独立開業することを目指し、夫婦で不動産事業もしています。現在は夫婦とも個人事業主です。

生活利便性が失われる!?

近くのコンビニが突然無くなる・・・

 先日、息子を某小学校まで送った時に初めて気付いたのですが、その小学校前にあったセブン-イレブンが閉店していました。以前から暗い店舗だとは思っていましたが、最近利用した時には店頭棚に品物が少なく、もしかして移転か閉店かな?とは思っていましたが、どうやら建物老朽化のための移転のようですが、近場への移転ではありません。
 私の住む地域だけかもしれませんが、セブン-イレブンの傾向としては開店から10年くらい経ったら大規模修繕か移転するケースが多く見られます。同じ敷地内の駐車場内に新築し旧店舗を壊して駐車場にするケースや、近くの広い空き地に移転新築するケースや、オーナー住宅付きの建物をオーナー住宅を取り壊してリノベーションするケースや、一時的に閉店して改装工事をするなど形態は様々です。この機会とぶつかったのかは不明ですが、知り合いの経営していた店舗は閉店してオーナー業自体を廃業したというケースもあります。セブン-イレブン本体から借金をして経営している場合、採算が取れない店舗は根こそぎ持っていかれるという話も聞いたことがありますが、真相は謎です。

 先日閉店した店舗の場合、狭い道路を一本挟んで駐車場を確保していました。この駐車場部分に新築して旧店舗は駐車場にということも考えられたでしょう。同じ敷地内に駐車場を確保できていないことも移転と関係があるのかもしれません。最近の店舗は広い駐車場を確保していることが多く、これは将来的な電気自動車普及に向けての作戦と聞いたことがあります。真相はわかりません。

 このセブン-イレブンの目の前には3階建ての24戸アパートがあります。私の物件ではありませんが、CCを建築した建築会社が施工した私と管理会社も一緒の物件です。このオーナーにしたら痛手ですよね。アパートの目の前にコンビニがあるのと無いのとでは利便性は格段に違います。

 妻が計画している場所の近くにはローソンがあり、建築会社の社長さんも「ローソンが近くにあるのがいいですよね。」と言っていました。これもこのセブン-イレブン同様に無くなる可能性は否定できません。

 

大型ショッピングセンターに頼り切ると・・・

 私の所有する物件の近くにはイオンがあります。お陰様で現状は満室で稼働率も高いのですが、ある人に「イオンが無くなったらわかりませんよね・・・」みたいな話を言われたことがあります。人口集中地域に位置する店舗ですし、客入りもそれなりにありますのですぐに無くなるという心配はしていませんが、この先に何があるかは全くわかりません。

 CPは新興住宅街に位置していてアパートも乱立気味で空き室も目立つ物件も散見します。ここから市郊外に少し離れた地域は土地も安く、アパート乱立地域になっていて、新築でも空き室が目立つ物件が多く見られます。そのようなこともあり、CPのある地域でやろうとは考えておらずむしろ避けていました。この場所でやろうと考えた経緯は、イオンが近くにあるというのも一因ですが、それだけではありません。

 地方では駅近くよりも、車で移動しやすい生活利便性の高い地域が好まれます。一概に近くにショッピングセンターがあるから大丈夫というわけではありません。人気があるかどうかは別として、人が集まる地域にはそれなりに商店などが集まります。生活をする上での利便性が高くても、市中心部へのアクセスが悪ければ利便性が高いとは言えません。市郊外の土地の安い地域には郊外型住宅街を形成する場所があります。それなりに人も集まるのでアパート経営も成り立つと考えがちですが、土地が安い地域に家を建てるのは、戸建住宅への憧れが強いからなのだと思います。そのような地域に土地の安さでアパートが乱立しているわけですから当然苦戦します。賃貸物件ですから同じ家賃設定であれば、市中心部に近い物件の方が人気が高くなるのは当然のことです。

 市中心部は土地も高いですし、広い駐車場を確保できるような空き地も多くありません。車社会ですので、市中心部により近いイオンなどの大型ショッピングセンター近くの物件であれば、市郊外の生活利便性地域と同程度の家賃設定にできます。生き残れない地域の物件は淘汰されていくことでしょう。私が予想する「生き残れる地域」が外れれば、経営は苦しくなっていくでしょうが、当たっていれば今後も生活は安泰だと思います。この地域に住む人の持つ「土地勘」というものが大きいと思っています。