夫婦で不動産投資~法人設立を目指すサラリーマン大家の記録~

夫婦共働きのサラリーマンです。法人を設立して独立開業することを目指し、夫婦で不動産事業もしています。現在は夫婦とも個人事業主です。

家計で抱える借入と不動産投資

投資と家計の関係

 不動産投資を始めた頃は、基本方針として投資と家計は切り離して考えることにしていました。最終的には不動産投資で得た利益は家族の生活が潤うために使ってもらうのがいいと思いますが、私と妻の給料だけで生活できないのであれば家計は破綻していることを意味します。浪費しているとは言いませんが、明らかにお金をかけ過ぎているものもあるのは否定できません。

 子供の習い事などのお金は必要なものと割り切るとしても、重荷になっているのは家計で抱えるローンです。15年という期間で借りたソーラーローン、35年という期間になっている住宅ローンとリフォームローン、この支払いで私の給料の大半が持って行かれます。ソーラーローンについては太陽光発電により電気代がかからないというメリットがありますが、住宅ローンとリフォームローンに関しては住宅ローン控除が切れてしまえばただの負担にしかなりません。

 これらの家計で抱える借入からはお金が得られないと考えると、これらは「負の資産」となります。ここでは「悪い借金」としておきます。この悪い借金を不動産投資で補填して行くことで、家計も豊かになるはずです。よくありがちな二世帯住宅(オーナー住宅付き賃貸物件)を建てて賃貸料で家賃を支払うというスキームと大差ありません。

 

投資と家計は完全に分離できない

 借金を「良い借金」と「悪い借金」に分けたところで、家計で抱えている借金が減るわけではありません。結局は私たち家族のトータルの収入で負担していくことになります。だからと言って不動産投資の蓄えをゼロにしてまで負担するわけには行きませんので、徐々に実行しています。妻の今回の物件は別として、今まで私が抱えているローンは次の通りです。

~不動産投資編~

・CCローン(残り15年)

・MAローン(残り6年)

・CP短期ローン(残り1年)

・CPローン1(残り18年)

・CPローン2(残り18年)

・CPローン3(残り18年)

~家計編~

・ソーラーローン(残り12年)

住宅ローン(残り31年)

・リフォームローン(残り31年)

  金額の詳細は書きませんが、合計で9本のローンになります。CP短期ローンについてはローン終了が見えてきました。MAは残り期間が短いですし無理に早期に返さなくてもいいかなと思っています。この2本のローンが自然消滅して行くまでは蓄えを増やし、増えたキャッシュフロー住宅ローンとリフォームローンを負担するのが目標です。

 現段階ではソーラーローンのみを負担しています。太陽光発電の固定買取の切れる時までにはローンの完全返済を目指します。また、住宅ローン控除の終わるタイミングでリフォームローンだけでも完全返済できればと思っています。そのようなわけで、今後6年間は家計のためにもキャッシュの温存に徹するつもりです。