夫婦で不動産投資~法人設立を目指すサラリーマン大家の記録~

夫婦共働きのサラリーマンです。法人を設立して独立開業することを目指し、夫婦で不動産事業もしています。現在は夫婦とも個人事業主です。

急速に変化するネット環境

 最近注目しているのは無料Wi-Fi物件です。私も以前から検討していましたが、その当時はネット使い放題は入居率に影響しないと結論付けて、余計な設備投資をしたりランニングコストをかけるなら、家賃を下げた方が喜ばれると考えていました。6年前は全く導入を考えませんでしたが、数年前からWi-Fiについては気にしていました。

 

・物件内に無料Wi-Fiスポット搭載の自動販売機を設置する

・物件を自力Wi-Fi物件化する

・格安simを契約してテザリング開放してWi-Fi物件化する

 

 何れにしても大家側の負担が発生します。自動販売機は大家負担が無いのではと思われますが、実際は普通の自動販売機よりマージンが低いなどの弊害があります。私の場合は結局は売上が低くて撤収されましたので論外かもしれません。導入できたとしてセキュリティ問題は低いとは思います。しかし、自力でWi-Fi化するのはセキュリティ的な問題が大きくなりますし、電波が物件隅々まで行き届くのかも心配ですし、何より四六時中管理できるわけではありません。それを承知で入居者サービスとして設置したとしても、クレームの対象になるのであればあまり好ましくありませんね。もちろん自力でやられている方もいるでしょうが、私としてはこのような形での導入は見送ることにしました。

 

 今までは、Wi-Fiが必要な人はスマートフォンタブレットユーザーが圧倒的に多く、ヘビーユーザーは格安simを使うなどの対応で特にネット使い放題は必要としないだろうと考えていました。また、どうしても有線LANが必要な人は自分でネット契約するだろうという判断で、B-フレッツマンションタイプだけは用意してきました。最近はAU光やSoftBank光などを契約希望される方もいて、私の物件でも妻の物件でも戸別に配線するのを認めていますが、何れにしても個人契約となっているのが現状で、特に大きな問題はありませんでした。

 

 正直言って、B-フレッツマンションタイプの契約数はそれほど多くないと聞いていますので、B-フレッツに関してはおまけ程度にしか考えていません。ネット環境は好みもあるので「使いたければ自分で何とかするもの」と考えていました。しかし、各業者での競争が激しくなっていることや、gmailAndroid端末との組み合わせなどでフリーメールを使うことが当たり前になってきていることや、これが携帯会社の変更を容易にしていることや、格安simなどの普及が進んでいていることや、プロバイダの縛りが無くなっているのも現実です。また、ネット使い放題は用意すれば使ってもらえるものに変わってきているようです。しかし、圧倒的に有線よりもWi-Fiの方が需要は高いことは確かなようで、Wi-Fi導入物件は人気となりつつあります。この傾向がより強まれば、導入も考えていかなければなりません。