夫婦で不動産投資~法人設立を目指すサラリーマン大家の記録~

夫婦共働きのサラリーマンです。法人を設立して独立開業することを目指し、夫婦で不動産事業もしています。現在は夫婦とも個人事業主です。

キャンペーンの目的は?

 管理会社のブライダルキャンペーンに協賛しているわけですが、別に新婚さんに住んでもらうことが目的ではありません。もちろん、空き室を埋めることが最大の目的ですが、キャンペーンに参加する目的は内覧期会を少しでも増やすことです。最近はインターネットで物件を絞り込んで来る方が多いとのこですが、契約に漕ぎ着けるためには管理会社にできるだけ紹介してもらえる物件であることが大切です。また、ブライダルキャンペーンに参加することで、協賛物件としてネット上で宣伝してもらえます。いくら内装を綺麗にしても、紹介してもらえなければ無意味ですからね。

 

 以前にCCが空き室になっていた時、オール電化体験部屋という企画に乗ったことがあります。冬場のオール電化物件の暖かさを実感してもらおうという企画で、この時も大きな目的は内覧者を増やすことでした。閑散期で内覧者を増やすことは大きな意味があります。電気料金は私持ちで広告料はありませんでした。結果的には企画を開始する前に入居者が決まってしまっていたのですが、管理会社からの要望で、入居までの間は体験部屋を開催して欲しいと言われたので承諾いたしました。この間に内覧した人はCCに住むことはありませんし、宣伝効果があったとも思えませんが、せめてもの管理会社へのお礼だと割り切ることにしました。管理会社との良好な関係を保つには、時にはこういうことも大切ですね。担当者を食事に誘ったり、管理会社の社員を全員宴会に招待したりする方もいますが、管理会社の会社自体にメリットはありません。もちろん気持ちの問題ですが、むしろこういう協力をする用意がある方が効果があると信じています。

 

 今更なのですが、大家さんのスタイルって色々とありますよね。二世帯住宅を建ててその一世帯分を賃貸に回している人、築戸物件を格安で購入して手直しして賃貸に回している人、都市部の分譲マンションを持ち家と変わらないような価格で購入して賃貸に回している人、大規模なマンションを借金して新築している人、手頃な中古アパートを無借金で購入する人、親からの資産を引き継いだ人、住んでいた住宅を賃貸に回して家賃収入を得ている人・・・あげればきりがありませんが、どれが正解ということはありません。新築アパートにしても木造とRCでは全然違いますし、同じ間取りでも立地条件や土地の広さや内装も全然違います。表面利回りが高くても家賃が不相応なだけということもありますし、家賃戦略上で表面利回りが低くなるのを承知で格安で貸している人もいます。DIYをやって自主管理で経費を節約できる人もいれば、DIYをやらなくても格安で引き受けてくれる業者を探せる人もいますし、管理会社に全てお任せで運用している人もいます。返済期間を短く設定して返済比率を高くしている人、返済期間をできるだけ長く設定してキャッシュ・フローを重視している人、キャピタルゲイン狙いで投資する人、インカムゲインを重視する人・・・これ以上はやめておきますが、それぞれの考え方と背景が全く違うんです。同じ物件を購入するにしても、融資を受けられる人と受けられない人がいます。同じ人が融資を申し込んでも、融資を出してくれない銀行もあれば融資を出してくれる銀行もあります。そんなの当たり前だと思うでしょうが、そう思うなら色々なスタイルを批判しないことです。馴れ合いというわけではなく、他人の意見に耳を傾けつつ、自分で決断して進めばいいだけです。投資は自己責任です。