夫婦で不動産投資~法人設立を目指すサラリーマン大家の記録~

夫婦共働きのサラリーマンです。法人を設立して独立開業することを目指し、夫婦で不動産事業もしています。現在は夫婦とも個人事業主です。

孤独な大家さん達へ

 昨日、妻物件の初明細書が私の物件のものと一緒に送られてきました。全て5月1日から契約かと思っていたのですが、1戸は4月28日から日割り家賃を頂けています。少ない金額ですが、ラッキーですね。残り1戸も早く決めて欲しいものです。CCの方は5月末での契約解除予告が入っていました。この部屋は2台分の駐車スペースを専有していたので、102号室は2台分の駐車スペースを用意しての入居者募集ということになります。有利に働いてくれることを期待します。

 

 不動産投資を本格的に始めて6年近くになってきましたが、5年半ほど前からブログなどで知り合った大家さん仲間と情報交換させてもらうことが何回かあり、地元の大家さんとも仲良くさせてもらっています。そこを切っ掛けに、大家の会のようなものにも仲間に入れてもらっていて、地元の大家の会にも所属しています。もちろん、規模も投資スタイルも人それぞれです。中古派もいれば新築派もいますし、そのミックスという方もいます。大規模なRC物件を中心に大規模に展開されている方もいて、中にはその投資スタイルを真似たスキームを実行している方もいます。

 

 同じやり方でも成功する方もいれば、失敗する方もいます。全ては自己責任ですし、投資スタイルを真似たところで成功する保証はありません。でも、その道を選んだのは自分自身ですので、すべての責任は選んだ人にあります。それを批判したところで気分を害するだけですし、失敗すると断言もできないのがこの世界だと思います。傷の舐め合いだとか馴れ合いだとか言う方もいますが、私はそうは感じていません。ただ、他人を利用して自分だけ美味しい汁を吸うやり方は気に入りません。中には詐欺まがいの方もいますので、付き合いには注意が必要です。

 

 厳密には成功や失敗という定義はありません。今上手く行っているから成功なのかと言われれば、それは違うでしょう。現時点を成功という方は、おそらくそれ以上の成長はありません。現状で満足している方は、時代の流れに流されて行くことでしょう。もちろん、失敗するかもしれない方向に転換していく必要性はありませんが、成功しているということが勘違いであれば、時には軌道修正も必要でしょう。そういうことを怠って慢心した結果、最終的には失敗へ転落して行く方もいます。それは現時点に甘んじて、時代の変化や状況の変化に対応できていないからです。

 

 新築物件だって新築なのは竣工した時点だけで、人が住み始めれば単なる築浅物件です。CCも6年前は新築でしたが、今となっては築6年の築浅物件ですし、築10年物件と差もない状況なのです。今は若干苦しんでいますが、この状況を乗り越えて行くことが成長に繋がると信じています。

 

 失敗は成功までの一過程にしか過ぎなく、最後まで諦めずにやって上手く行けば成功です。しかし、成功の定義は無いとわかっている方は、これで満足はしません。出口まで何があるかわかりません。破綻しかけたとしても、そこから這い上がって来ている方もいます。そういう方は、過去の失敗を糧にして確実に成長しているわけです。そういう体験談から私にアドバイスをくれる大家さんもいます。成長なくして成功なしだと思っています。一方で規模拡大に注力して、自分の利益のために人を陥れようとする方もいます。そういう方々との付き合いが適切なのか、判断するのも自己責任です。

 

 本来的には不動産投資は孤独な世界です。誰にも相談することもできずに悩む方も多くいます。信頼できると思われる管理会社や建築会社や不動産屋さんやその他の業者を自力で開拓し、その人間関係をフル活用して上手くやっている方もいます。独自の方法で人間関係を築き、安く仕上げる凄腕の方もいますが、私に同じことはできません。不動産というものを通して築く信頼関係は大切ですし、これが上手く行かなければ経営不適切者として烙印を押されます。オーナーが変われば同じ物件でも上手く行くなんてケースもあるわけです。誰が正しくて誰が間違っているという世界ではありませんので、他人を非難するならそれぞれのやり方をじっくり聞いて、自分のものとして吸収して取捨選択していく力が必要なのだと思います。