法人化の手段と税金
法人成りの方法について色々と考えています。今すぐにというわけではありませんが、近い将来に徐々に移行できる準備は進めておきたいですね。
1.資産管理法人を立ち上げる
最初に考えていたのは、資産管理法人を立ち上げて私たち夫婦の所有アパートの管理などをすることです。ただ、これも資産を一元化して資産管理法人から管理委託するという方法では、実態の無い法人とみなされる可能性もあります。こうなってくると、管理業務自体を資産管理法人が行うということも考えなければなりません。この方法ではたして今の管理会社と同様の客付けができるのかも不安ですし、何より自分が動かなければならないことが増えるのもどうかなという感じがします。
2.所有不動産の法人への移行
所有不動産の名義をそのまま法人へ移すことができれば理想的なのですが、実際は現物出資をした場合でも売却した場合でも所得税などが課税されます。家賃収入を法人のものとするために、最低限でも建物を法人へ譲渡する必要があるのですが、ここで売買が発生することになります。
方法としては、建物のみを簿価売却し。土地は借地権の設定を行い「土地の無償返還に関する届出」を提出して借地権の課税を合法的に回避する方法があるようです。家賃収入から売却代金を無金利で支払うという方法もいいかもしれません。この際にネックとなるのが銀行からの借り入れですので、完全返済を終えた物件から順番に考えるのがいいようです。
法人化の前提としてはサラリーマンの引退なわけですが、MAの完全返済が視野に入っているとは言え、1棟2戸で法人を立ち上げてサラリーマンを引退という訳には行きません。減価償却がある間にCCも完全返済をしてから法人設立というのが理想的かもしれませんね。