夫婦で不動産投資~法人設立を目指すサラリーマン大家の記録~

夫婦共働きのサラリーマンです。法人を設立して独立開業することを目指し、夫婦で不動産事業もしています。現在は夫婦とも個人事業主です。

新築は繁忙期を逃すと長期戦になることも・・・

新築満室は当たり前の時代ではない

 新築物件では満室にできて当然という風潮がありますが、物件が過剰供給されている現状では満室まで時間がかかることも多くあります。繁忙期と言われるのは3月~4月の異動が一番で、それ以外の時期では特に大差はないと思います。10月の異動も多くはありませんのでここも大きな繁忙期とはなりません。

 CCは8月中旬に竣工したのですが、満室まで約3ヶ月かかりました。その後は高稼働率で運用できていますが、満室までの間は家賃収入も少なく下手をすると持ち出しで最悪の場合は破綻に追い込まれる可能性もありました。満室までの期間が長引くと即破綻というケースも出てきそうです。特に1棟目の方は要注意だと思います。

 

繁忙期を逃した物件の運命

 CPについては3月上旬に竣工ということで、超繁忙期に間に合わせることができました。竣工前から予約が入り、竣工当日は1階の1LDK1部屋の内覧が入り無事満室予約で竣工を迎えました。この物件は4月から完全満室で運用できています。

 流石に超繁忙期である3月~4月の動きで決まらない物件はその後も厳しい運用を強いられることになります。超繁忙期では決まって当然ですので、決まらないということは不人気物件(=回せない物件)ということです。空き室になっても回せない物件には客付けは難しくなります。いかに回せる物件に組み入れてもらえるかというのは新築前の土地選びや物件計画段階から決まってきます。プロである不動産屋が駄目出しする物件は手を出さないことです。そのためにも信頼できる不動産屋と付き合うことが大切です。

 

回せる物件になることの大切さ

 管理会社としてもお客様に自信を持って勧められる物件が回せる物件ということになります。お客様に紹介する物件は一つということはありませんので、いかに紹介してもらう機会を増やし内覧者を連れてきてもらえるかが勝負です。

 繁忙期を逃した時期に竣工して早期に満室になる物件であれば勝負になると思います。私の物件は繁忙期以外で空き室になることも多いのですが、概ね1ヶ月以内に次の入居者が決まってくれます。入れ替わりは避けられませんので、いかに管理会社の回せる物件に組み入れてもらえるかが決め手です。