夫婦で不動産投資~法人設立を目指すサラリーマン大家の記録~

夫婦共働きのサラリーマンです。法人を設立して独立開業することを目指し、夫婦で不動産事業もしています。現在は夫婦とも個人事業主です。

不動産投資だけでは駄目なのか

卵は一つのカゴに盛るな

 投資の格言としてよく使われますが、これはあくまでも分散投資の勧めです。株式投資でも一つの銘柄に資金を集中させるのではなく、色々な銘柄に分散して売買している方も多いでしょう。日本の株式投資だけやっていれば株価の暴落などで全体的な資産を失うケースもあるので、他の投資商品にも分散させるべきとよく言われます。

 不動産の場合は大きな価格変動が無いのも特徴です。また、所有している物件の家賃の急激な乱高下もありません。バブルで土地値が上昇し利回りが低下している中で、不動産投資に資金を集中すると痛い目に会うこともあります。

 私は複数物件を所有するのも分散投資の一つだと考えています。1LDKばかり持つのではなく家族向け物件も織り込んだり、巨大な物件1棟で勝負するのではなく複数箇所に分散したりなどです。地域に関しては私の場合は目の届く範囲でやっておりますが、地元だけではなく様々な地域へ分散させる方もいます。もっと広くなれば海外投資をされる方もいます。不動産投資から発展して最近は危険性も指摘されていますが太陽光発電事業やトランクルーム事業やコインランドリー事業などに手を広げている方もいます。不動産投資だけやっていることがリスクを一つに集中させているようには見えません。

 

物件ごとに特徴がある!

 同じような仕様の物件を沢山供給するのはあまりよくないように感じます。利回り重視で1LDK物件を持っても単身者向け物件の宿命のように入れ替わりが激しく、空き室や修繕に苦戦するようでは困ります。2LDKや3LDKのような家族向け物件は比較的入居期間が長いのですが、これも建築費に対する表面利回りが低かったり、一度空き室になるとなかなか埋まらなかったりする傾向があります。このような物件ごとの特徴と入居者ターゲットを決めて運営することが大切です。

 また、新築中心にやられている方が中古物件を織り交ぜてくるケースもあります。中古物件は利回りはいいのですが融資が付きにくいので、新築物件で得た現金を再投資に回す際に購入するという考え方もあります。逆に中古物件を所有して力を蓄え、新築を狙うケースもあります。

 このように、中古と新築を織り交ぜることで分散投資をしている方もいます。物件ごとの特徴を掴んで、自分に合った投資方法を取るのがベストでしょう。