夫婦で不動産投資~法人設立を目指すサラリーマン大家の記録~

夫婦共働きのサラリーマンです。法人を設立して独立開業することを目指し、夫婦で不動産事業もしています。現在は夫婦とも個人事業主です。

親孝行はできなくても親不孝はしない

 昨日は天気もよく暖かい一日でした。BBQにお呼ばれしていたので、息子のHBの練習が終わった後に家族で行ってきました。晩御飯が食べられないほどお腹いっぱいで帰ってきました。帰宅後は眼鏡を作りに近くの眼鏡市場に行ってきました。先日眼鏡を作った息子は新たにスポーツ専用の眼鏡を、私は遠近両用レンズになってしまいました。一番軽いとはいえ老眼になっているようです。主な目的はブルーライトカットレンズだったのですが。

 

 先日GWで母親と話したことで、過去を色々と振り返って考えていました。就職して実家から独立して生活し始めてから、親不孝をしたことは無いと思うのですが、親孝行もできていないのは確かでしょう。

 

 私達がまだ学生で親に世話になっていた頃は、姉は散々迷惑をかけて好き放題に生活していたように感じています。いつも母親が苦しんでいる姿を見て辛い思いをしていました。積木くずしというドラマがありましたが、あそこまでは行かないですが近いものがありました。

 

 姉は結婚してからは実家から離れた場所で生活していました。義兄が学生時代にやっていたアルバイト先へ転職する決断をしたことを切っ掛けに、地元に戻ることになります。当初は市営アパートに住んでいましたが、最終的には母親が今の実家近くに購入した中古住宅に住むことになります。そのようなこともあって、子育ての環境も私達とは大きく違います。姉の子供達はいつでも母親に面倒を見てもらえますし、母親からしても近くに住む孫は可愛いことでしょう。私から見ると、自分達の住む家まで母親に準備してもらい、子供達の面倒も母親に見てもらえるという、至れり尽くせりの環境で好き勝手にやっているようにしか見えません。それでよく母親に文句を言えるものだといつも腹立たしい思いをしていました。実際、実家に帰っても母親から姉家族に対する愚痴話をよく聞かされたものです。

 

 私は就職して実家から離れて生活していましたし、結婚してからも母親に世話になったことはありません。妻の親にも金銭的な迷惑をかけたことは無く、家も自分で住宅ローンを組んで購入しています。子育ても親になるべく頼らないように、子育てサポートや託児施設などを利用して共働きをしています。姉は近くに住む母親や義兄の両親に頼って子育てをできていたわけですから、私から見ると羨ましい環境です。私の子供の運動会などの行事があれば母親にも声をかけますが、離れた場所まで来てくれることはありません。結婚してから私達の家に母親が来てくれたのは数えるほどです。遠い場所ですし来るのが面倒なのはわかりますが、少しは足を運んでくれてもいいのにと思う気持ちもあります。妻からすると、同じ孫でも遠く離れた孫と近くの孫とでは大きな差があると感じているに違いありません。

 

 今の自宅を購入する時にも姉には色々と言われました。住宅ローンを抱えようが私達の問題であって、姉や母には保証人になってもらうわけでもありませんし、金銭的な迷惑は一切かけていません。大体にして、親に家を用意してもらっている人にとやかく言われる筋合いはありません。そういう話をしていたら、地元に戻る気がないとか、母親の面倒を見る気がないとか・・・今まで母親に散々世話になって生活しているのに、面倒は私がみるようにとでも言いたいのでしょうか。姉が地元に戻ったのは母親の面倒をみるためではなく、義兄の転職という私からすると物凄く身勝手な理由に過ぎません。その後、義兄は転職先の経営者に不満を感じて共同経営という形で独立しました。実家の前には宣伝の看板が設置されたりしていたりしますが、私的にはそういう生き方を見ても凄いとは全く思いません。義兄には嫌悪感すら感じます。

 

 私は就職してから同じ仕事をずっと続けています。別に転職が悪いとは言いませんが、金銭的にも子育てに関しても母親に世話になるようなことは一切ありませんでした。言葉は悪いですが、母親に家を買ってもらった上に、散々利用して子育てもできたのですから、その恩返しは姉がして当然です。義兄の両親は健在で近くに住んでいるんです。何で義理の母に頼る必要があるのでしょう。私は頼りたい時に頼れる人がいなくて苦しい思いをしたこともあります。こんな気持ちは姉夫婦にはわからないことでしょう。母親が私達に面倒を見てもらうことを望むのであればもちろんそうします。そうでなければ私も迷惑をかけずに生活するのがせめてもの親孝行だと思って生活してきたのですが、間違っていたのかもしれません。

 

 とあるプロ野球球団の熱狂的なファンになって姉夫婦や母親は楽しんでいます。ここからの繋がりも色々とあるようですが、おそらくそんなことでも無ければ今の生活は無いでしょう。私から見ると単なる趣味の一致で気が合っただけですし、私には入り込む余地は全くありません。実家に帰ってもそんな輪に入ることもできません。遠く離れて迷惑をかけずに生活している私の気持ちなんてわからないですよね。

 

 GW中の話で母親に言われて一番ショックだったのは、今まで世話になっていて姉夫婦を頼りにして生活しているから、今の母親の住む家などは姉夫婦に譲るのだそうです。もちろん姉夫婦が生活する家もでしょう。別に母親の遺産を相続したいなんて気持ちは全くありませんが、そう言われるとすごく虚しい思いがしました。遠くに住む私は頼りにならない、頼れるのは近くに住む姉夫婦だった、だから遺産は全て姉夫婦のものという宣言をされたようなものです。離れて生活しているからこそ、親には迷惑をかけずに生活することがせめてもの親孝行だと信じて生活してきた私としては、結局は親孝行は何一つできていなかったんだと思うとすごく悲しい気分で本当にやり切れません。散々迷惑をかけてやりたい放題生活してきて、自分達が住む家にしても育児面にしても母親に世話になって生活してきた姉夫婦が頼りだなんて、理不尽ですね。別に仲が悪いわけではありませんが、実家に帰って姉夫婦と一緒に食事をする機会があっても、物凄い苦痛でしかありませんでした。

 

 妻は実の父親の近くに住んでいますし、同居すれば面倒も見てあげられるので妻的には満足するでしょう。しかし、私としては母親の面倒もみてあげられない罪悪感を背負って生きていくことになります。その分、妻の父には親孝行をするのがせめてもの償いなのかもしれません。母には今更頼りにされるような親孝行はできませんので、親不孝しないで生活することがせめてもの親孝行だと自分を信じるしかありません。

 

 それほど深刻には考えていません。気持ちを切り替えて上を向いて生活します。

f:id:andy0083:20150518220720j:plain

 

 さて、今日からまた1週間のお仕事が始まります。今週も何かと忙しい日々になりそうです。書類作成に追われるのは確定的です。