夫婦で不動産投資~法人設立を目指すサラリーマン大家の記録~

夫婦共働きのサラリーマンです。法人を設立して独立開業することを目指し、夫婦で不動産事業もしています。現在は夫婦とも個人事業主です。

不動産投資を始めたのは誰の影響?

 不動産投資に限らず、夫婦間での同意なくしては物事は上手く運べません。ましてや不動産投資は自己資金の放出や巨額な融資など、どうしても金銭が絡んできます。一方的な考えでの投資ですと、金の切れ目が縁の切れ目となることもあります。

 

 今日からは不動産投資についての私たち夫婦の同意という点に絞って書いてみたいと思います。内容が過去のものと被るかもしれませんが、こういう着眼点ということをご理解ください。

 

主導権は妻だった!?

 私自身は投資は自己資金の余力でやるものだと考えていましたので、当初は株式投資やFXなどを研究していました。リーマン・ショックなどで結局はマイナスになってしまいましたが、ドルペック制を利用したスワップ稼ぎをしていたこともあります。株式に関しては現物投資しかしていませんでしたので、損をしたと言っても最近の株高でかなり取り戻せましたが、FXに関してはレバレッジを効かせていたのでロスカット強制退場となりました。それでも、私の独身時代の蓄えの範囲でやっていた投資ですので、家計には特に影響はありません。

 

 不動産投資を始める切っ掛けは、結婚した直後に建てた賃貸併用二世帯住宅です。当時は賃貸住宅を探していたのですが、戸建賃貸物件を借りるなら賃貸併用二世帯住宅を建てた方がお得という胆略的なものです。私自身は借金は基本的には嫌いですので、住宅の購入に関しても住宅を購入出来るだけの貯金が出来てからだと考えていました。それまでの間は住宅手当をもらいながら賃貸住宅に住むのがいいと思っていましたが、夫婦間の考えは違っていました。

 

 私から見ると妻は贅沢をしたがる人だと思います。そのようなこともあって、なかなか満足の行く賃貸物件には巡り会えません。また、借りたいと思うような賃貸物件は長期間の住宅ローンを組めば購入できそうな家賃帯のものばかりです。そのような中でたまたま妻の恩師から建築会社を紹介されて、賃貸併用二世帯住宅の話に乗っただけのことです。それでも当時は妻がいいと思うならそうしようかな程度の考えで、特に不動産投資なんて言う概念は全くありませんでした。

 

将来は賃貸に・・・

 不動産投資という概念はないと言いつつ、将来的に賃貸物件として貸せるような完全分離型の二世帯住宅という選択をしました。また、この家は仮住まいで将来的には別の場所で家を建てて、そのローンはこの物件を賃貸物件として回した家賃収入で支払うという計画でした。

 

 そのようなわけで、当初は繰り上げ返済を頑張ってしていたので、自己資金をどんどん放出して行っていたことになります。不動産投資的にはこのようなやり方は駄目でしょうが、一般的なローンを抱える人は、支払総額を抑えるべく繰り上げ返済を頑張るというのが通例だと思います。ここに不動産投資という概念はありませんでした。