不動産投資に成功の定義はない

　不動産投資に限った話ではありませんが、売却して全て精算するまで投資に「成功」という定義はありません。しかし、世の中には成功者のように奉られている方もいて、セミナーを開いたり本を売ったりなどで荒稼ぎをしています。攻略法？の販売で稼ぐ人は本当の意味での成功者ではありません。カリスマ的存在になって稼げるという面では成功なのかもしれませんが、不動産投資で稼ぐよりもセミナーで稼ぐ方が本業になっている姿は、もはや不動産投資家とは言い難いです。本当に凄いスーパー大家さんは表舞台に出てこないものです。地下に潜伏していても立派に大家業だけで生計を立てている人はいます。もちろん、不動産投資から派生して太陽光発電事業やその他の商売をやっている方も多くいます。でも、そういう方々は自分自身を成功者とは言いません。不動産投資をやっていて全て精算して売り抜けられれば、例え手残り金がゼロであっても借金が残らなければ成功という人までいます。

　私としては不動産投資だけで生活できるという状況は目指していません。仮にそういう状況になったとしても、それだけでは成功とは言えないと思います。不動産投資で経済的自由を手に入れるなんていう方が多くいましたが、今は不動産投資で生活できていたとしても、将来まで保証されているわけではありません。サラリーマンをやめずに続けている大家さんは、不動産投資のリスクヘッジのような感じでサラリーマンを続けている方もいます。考え方は人それぞれですね。

　まあ、こんなことを今更書いても当たり前だろと思われるでしょうが、少なくとも私自身は成功者ではないということです。でも、失敗しないための取り組みはしていますし、努力もしています。最近は時代の流れが速く、６年ほど前に通用したことが通用しない時代です。その時代に応じた入居者のニーズに応えられるようにして行かなければ、高稼働率維持は難しいのも事実です。日々勉強ですね。