夫婦で不動産投資~法人設立を目指すサラリーマン大家の記録~

夫婦共働きのサラリーマンです。法人を設立して独立開業することを目指し、夫婦で不動産事業もしています。現在は夫婦とも個人事業主です。

なぜ法人設立を目指すのか

夫婦共有財産はあり得ない

 昨日は銀行に寄って通帳を受け取ってくるのをすっかり忘れてしまいました。銀行の担当者から電話連絡をもらい気づきました。結局9日の土地売買の時に妻に預けてもらうことにしました。約束を忘れるなんて・・・何かと忙しいと駄目ですね。

 妻の夫婦共有財産という主張がずっと引っかかっています。私名義のものは全て私のものなんて主張はしませんし、今の家族で生活しているうちは私の個人的な財産なんて必要ありません。仮に離婚調停になったとしたら、慰謝料や養育費の代わりに私の財産の大半を妻にあげてもいいくらいの気持ちです。私の給料があれば一人で生活することくらいはできるでしょう。

 仮に私に万が一のことがあったら団体信用生命保険で支払われる分で借金の大半が消えますが、物件に関しては相続税が発生します。離婚調停であれば共有財産だからという主張ができても、相続となると税金から逃れられません。税法上は夫婦であっても共有財産という概念はありません。形上はそのための法人設立を目指しているのですが、本音は別のところにあります。

 

キャッシュフローの増加のためにやるべきこと

 不動産投資はあくまでも給与以外のキャッシュを得る手段でしか無く、今は規模拡大よりも借入縮小に注力したいという考えで動いています。借金は家賃から返せている間は銀行へ繰上返済しなくてもいいという考えもありますが、繰上返済をしてキャッシュフローが増えるなら、余計な金利を支払うよりキャッシュを放出してでも繰上返済を優先すべきという考え方もあるでしょう。規模拡大を考えないならこちらの方がリスク軽減になると思います。

 将来的に負の資産にならないためにも借金返済の努力をするべきです。借金で成り立っている不動産投資である以上、家計への援助は借金が軽くなってからだと考えていました。私の所有する物件については、分かれているローンを一本ずつ返済することで計画的に全物件での返済比率を下げていく準備は整っています。今はキャッシュの温存に徹して余計な出費はしたくありません。

 

共有財産という主張

 妻には結婚してからの財産は夫婦共有財産だと主張されますが、私が稼いでいる給料は全て生活費として家計で使ってもらっています。私が稼いだ給料は全て家計で使われるのが当然で、更に私名義で借金をしてやっている不動産投資も夫婦共有財産だから、家族のために支出するべきなんて主張をされるんですからたまりません。私名義の財産全てを私のものだと主張する気はありませんが、私が主に動いてやっている投資なことは間違いありませんから、それに対する対価は私が得ても何らおかしくはありません。別に我慢しているわけではありませんが、計画的に支出しなければ後々痛い目に遭います。

 借金がある間は私名義の資産であっても銀行のものだと思っています。仮に経営難に陥ったら根こそぎ銀行へ持って行かれます。それくらい厳しい投資なので、現金はできるだけ温存したいと努力していますし無駄使いはしていません。

 MAに関しては自宅として使っていました。妻の独身時代の貯蓄が繰り上げ返済時に投入されていますので、共有財産と主張されても仕方がない部分もあります。しかし、私の独身時代の蓄えも投入されている物件ですし、借金を背負って物件を管理しているのは私です。全て妻のものと主張されているわけではないですが、借金が残っている中で引き継いで私が運用しているものに対して、一方的に共有財産という主張されるのも面白くありません。私としては別に財産なんて必要ありませんので、お望みならこの物件に関してはいずれは完全に妻に移行したいと考えました。私の共有財産という主張なんてする気は全くありません。ただ、夫婦間で売買という形は極力取りたくありません。

 私が私名義の資産を全て私の財産とみなしていると判断されるのもどうかという感じです。ただ、税法上はそういう扱いだということは理解しておかないと、変なところで贈与税が発生したりなど不利益を被ります。自宅に関しては結婚して20年経てば贈与とみなされずに妻に名義変更することも可能ですが、住宅ローンが残っている間は無理でしょう。名義に拘るのであれば将来的に妻名義にしても構いません。別に名義への拘りはありませんし、仮に離婚となっても私にとっては自宅という財産は不必要ですので、財産分与で私のものにしたいなんて主張をする気は全くありません。家は妻に譲って私が家から出て行くだけです。家族の居ない中で自宅なんていう負の財産を持っていても無意味ですからね。

 正直言ってマイナスのキャッシュフローにこそなっていませんが、MAは2戸物件ですので1戸空けば即持ち出しですし、不動産投資の借金比率を高める要因になっている物件です。この物件を持つことは数字上はリスキーなんです。この物件の借金を不動産投資資金を投入して引き継いだわけですので、借金が完全返済されて負担したお金を回収するまでは共有財産とは認めません。

 

法人設立を目指す本音 

 私がどのように説明しても、私名義の全ての財産を共有財産としてみなすのでしょう。共有財産であるからこそ、私が管理して私が死守しているのを理解してもらえないようです。それであれば、まずは妻に妻名義の財産を所有してもらおうと考えました。これに関しては大いに妻自身の財産だと主張してもらって構いません。ただ、主張するからにはしっかり責任を持って扱えなければ困ります。後は妻自身だけの力で取得できたと勘違いしないで欲しいですね。私からの借り入れが無ければ成り立たないわけで、その分私も痛み分けをしています。これは共有財産という主張に応えるためです。また、各業者は私からの口利きで頑張ってくれたということを肝に銘じて欲しいです。投資は全て自己責任ですので、私が買わせたみたいに責任転嫁されるのは嫌ですし、失敗した時には責任を取るのも保証人である私ですからね。

 将来的な相続を考えた場合にそれぞれの個人財産として所有しているより、二人の物件を二人の共有財産として管理する資産管理法人を立ち上げるのがいいと考えたのが法人化を目指している切っ掛けでもあります。今回の新築話で一歩前進したと思っています。

 それにしても、何をやっても自分中心の考えしかできない面倒な奴です。言葉は悪いですが、ここまでお金に汚い考えしかできないとは思いませんでした。夫婦ですが女特有の考え方って本当に嫌です。何でこういう自己中心的な主張しかできないのでしょう。別に仲が悪いわけではありませんので連れ添って行きますが、こういう身勝手な主張をされると百年の恋も冷める思いですね。人生のパートナーとして諦めるしか無いのでしょうか。

 私としては仕事で忙しい中、精一杯頑張ってお膳立てはしました。妻が失敗したら保証人として私も困りますのでそれなりにサポートはしますけど、基本的にはヘルプを求められない限りは手出しはしたくありません。でも、気になるので口出しするんだろうな・・・。