地方での不動産物件に求められる要素

　東京都心近郊や一部の都市中心部を除くと、自動車を所有する方が多くなります。私の住む地域でも、通勤などでも自動車の使用は欠かせません。一家に一台ではなく、私達のように共働き世帯ですと、夫婦それぞれ一台ずつというケースが大半です。共働きでなくても買い物や子供の送迎などにも使いますので、一家に二台以上所有しているケースもかなりあります。

　1LDKですと単身世帯をターゲットにしていますが、広めの1LDKですと新婚から赤ちゃんが居る世帯くらいまで住んでくれています。単身世帯もこのような世帯もそうなのですが、将来的にはもう少し広めの物件に移ったり、新築したりと入れ替わりが激しくなる傾向は変わらないです。

　2LDK以上の物件になると家族世帯も結構住んでくれます。子供部屋と夫婦の寝室、後は家族で過ごすリビングがあれば十分ですよね。長く住んでくれる方もいて助かります。

　ここで重要なのは、駐車場を各戸２台分用意できるかどうかという所です。できれば通路などを確保したゆとりのある駐車スペースが望ましいです。土地の広さを確保できるかどうかにかかってきますが、いかに立地条件のいい土地を安く手に入れるか、これが非常に重要です。

　CCの場合、各戸２台分の確保はできませんでした。1LDK物件10戸で何とか13台分確保したのですが、これでも当初は満車状態で空き待ちという状況が続いていたくらいです。駐車場が確保できずに決まらなかったケースもあります。それくらい、駐車場の確保は重要です。

　PR&CEの場合、各戸２台分＋２台の確保ができています。土地も広く、駐車スペースとしていない部分にも車が停められます。特に駐車料金を取っているわけじゃないので、お客さんが来た時などは便利です。この地域の土地は高値で売られていて、三階建ての物件も多く見られます。駐車台数も各戸１台という物件が多い中、私の物件はゆとりのある２階建て物件で、内部も広ければ土地も広いという好条件です。土地に関しては、破格で購入できました。当初計画では2LDK×18戸という巨大物件計画だったのですが、色々とあって2LDK×4戸と2LDK×4戸＋1LDK×4戸の2棟12戸構成になっています。なかなかこのような物件は無く、十分差別化もできていると思っています。

　この地域の物件、意外と築浅なのに空き室というケースも目立ちます。決め手は駐車場らしいです。近い将来、EV化が進んで行くと今度は外充電設備も求められるのでしょうか。PR&CEはそのような設備導入も可能だと思っています。MAについては二世帯住宅ですので外電源は確保できていますので、この辺も大丈夫だと思います。CCについては色々な物件の動向を見てですね。将来的にどうなっていくのか、非常に気になる大革命だと思います。

　インターネット使い放題などの条件も求められているようですが、私の物件に関しては導入しなくても勝負になっています。設備投資もかかりますしランニングコストもかかりますので、あまり導入したくありません。将来的にはWi-Fi化がより進み、今のような有線ネットは衰退していくと思っているのですが。